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「セルリアンブルーの殺意」裏話

ピリカさんの企画「火サスどうでしょう」に
当選いたしました!!!

そしてなんと!!! 朗読まで!!!


ありがとうございます!!!!
この後何か悪いこと起きないといいな!

こちらが私の書いたお話。


いや、ほんと、正直なところ......当たるとは思っておらず、すみかさんからツッコミを受けて、そうっすよね.......と思った訳ですよ。

いきなりセルリアンブルーとか言われてもね!

というわけで、後半を書いてくださるゆりさんにご相談して、少しこのお話を書くに至った背景を記事にすることにしました。


なぜ 「セルリアンブルー」 なのか

大学時代、当時活躍していた現代アーティストが講師として来たんですが、その方の話がネタになっているんです。

あまり真面目な生徒ではなかった私は、眠い目を擦りながらボンヤリと講義を聞いていたので、記憶がかなりあやふやで、その現代アーティストの名前も覚えていないし、私の記憶にある話がどこまで本当かは定かではないのですが......

その方は『死』をテーマにした作品を作っていて、何故そのテーマを選んだか、みたいな話だったと思います。

「僕は子どもの頃に死体を見たことがあるんです」

「死体を初めて見た僕は、こう思った。なんて、美しいセルリアンブルーなのだ、と」

この話が衝撃的で、ずっと頭の隅にあったんですよね。
その現代アーティストは、それからずっと『死』を身近に感じていて、自分の子どもが寝ている時でさえ、死んでいるような気がして呼吸を何度も確認する、というような話をされていました。

当時の私は、この人表現へ進んでよかったよ!! アートと出会えてよかったよ!! とドキドキし、でも表現するということは狂気に近い何かと紙一重かもしれないと、妙に納得したのを覚えています。

その話を聞いて以来、私の中で「セルリアンブルー」という言葉の響きが何となく『死』を連想させるようになったんですよね。色自体はそんなに暗くもないし、少し緑がかったきれいな青色なんですけど......。

そんな記憶があったものだから、今回のサスペンスで使ってみたいと思ったんです。


ゆりさんの創作に役立つかなぁ......
ピリカさんの朗読に役立つかなぁ......
お役に立たなかったらごめんなさい🙏💦💦



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