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妄想レビュー #16

⬛︎ミムコの妄想レビュー
「私......目を閉じて、深海にいる想像をすると落ち着くんだ」そっと打ち明けた少女。
「わかるよ。図書館のYとZの間でしょ。あのシンとした感じ、僕も落ち着く」そう答えた少年。
本の海のその奥底で、静かにはじまる小さな恋。

優しく撫でたくなるような、そんなお話でした。


これは、子どもの頃の友人との会話が元になっています。一時期、なぜか深海にすごく惹かれていたことがあり、そんな話を恐る恐る友達に話したんです。

すると、その友達は
「ああ、図書館のYとZの間でしょ」
と言ったんです。他の人が聞いたら会話が成立してないように思うでしょう。でも。私はものすごく驚きました。だって、「そう!そうなんだよ!」って思ったから。そして、そう表現した友達はなんてセンスがいいのだと、心底感動したのでした。

多分、あれは中学生くらいで、お互いに家が居心地よくなくて。そんな気持ちがリンクしたんじゃないかな、と思います。女友達でしたけど。笑



こちらは私がゆるりとやっている、
企画「妄想レビュー」です。
今はまだ存在しない記事の架空のレビュー。
このレビューが気に入った方は、
ぜひ書いたり、描いたり、奏でたり
してみてもらえると嬉しいです。

企画内容はこちらからどうぞ。

他の妄想レビューは
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