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報道との関係③

テレビでよく見かける犯人が警察官に連れられて外に出る姿。

これは、検察に取り調べのために移動する場合などのタイミングを見計らい、留置施設から車に乗り込む一瞬を狙ったものです。

この際、留置場や検察にたくさんの報道陣を待たせて仕事や一般人へ支障が出てはいけないので、「だいたい何時ころ警察署に到着します」といったことを事前に記者クラブに伝えているはずです。

そしてよくテレビに映っている被疑者が被っているジャンパーですが、警察官のものの場合が多いです。

そもそも留置場に余計なものを持ち込んではいけないことになっており、身一つで移動しなければならない被疑者。

護送担当や留置所担当者が、気を利かせてジャンパーなどを差し出すことがあります。

報道の状態を見て、本人が希望すれば羽織ればいいし、要らないならば拒否しているはずです。

そこは、取り調べ担当部門とは切り離されており、被疑者の人権をきちんと守ってあげているのです。

いつら極悪非道な被疑者であっても、人権を守るという役割が警察内でも割り振られているのですよ。


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