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モザイクダーニング刺繍は、一期一会。

モザイクダーニングでどんなことが表現できるだろう…?
とりあえず、思うままに刺してみることにしました。

特に下絵はなく、生地にチャコペンで楕円の「まる」を描く。


うーん…口元はどんな感じにしようかな…
やっぱり「まる」かな。


そこに小ぶりの「まる」い「耳」をふたつ

基本、「まる」だけ。

さ。
あとは気分で。
その時「これ好き」って思った糸を選んで、好きなところから刺してみた。

同じ色が隣り合わないようにすると、個性が際立つぞ。

目はこのあたりに、大きさもこれぐらいかな…?

黒目は真ん中にちいさく…

ふっ…

ふふ…

なに、この表情…

まっすぐ見つめる…
ファーストコンタクト…
未知との遭遇のような…


笑えた…

あー…
顔が緩む…心が緩む…
こんな子がたくさん居たら…わらわら居たら…

頭の中の光景をカタチにしたくてたくさん刺しました。

同じサイズになるように胴体の長さだけ測って、あとはチャコペンで「まる」描きして、好きな糸で刺す。
色やカタチに個体差のある、世界に一つだけの表情をした「こぐま」が誕生しました。

同じ色、同じ配列の個体はふたつとありません。
これがハンドメイドの醍醐味。

一つ一つに時間を要するので量産はできませんが、それはそれでいい。
大切なのは「作っている時、私自身が楽しいかどうか」
作者自身が楽しめてないと可愛い作品にならないものですよね。


つづく

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