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Raised by Wolves

リドリースコット先生のドラマを見はじめた。第一話を見て「うん、面白いか面白くないかよくわからん」。私はドラマを見るとき、たとえそれが日本語訳のあるものでも、基本、字幕はつけない。字幕を読んでいると重要なシーンを見逃すことがあるので、実際に100%理解できているか、と言うことよりも「とりあえず理解しようとして」見ている。ただしこれは、法定物などになると非常に難解だったりするので後から誤解したり曲解したりしていないかをスクリプトを読んで答え合わせをする。ま、大筋が合ってればいいか、的な適当な性格なので個人的には問題ないw

で、このRaisedーだが、第一話を見た限り、面白いのか面白くないのかまだわからなかったので、これはもしかしたら私の理解力の低さによるものかと思い、一緒に見ていた旦那に「これ、おもしろかった?」と聞くと、

「まだ全体像見えてないしねー。見ていけば面白くなるんじゃない?SFってそんなもんでしょ。それにリドリー先生だし...」

と言う答えが返ってきた。あ、よかった。そうだよねw私が何か重要なことを見落としたわけでもなさそうだ。

と言うわけで、続きも見はじめた。うん、やっぱりすごい面白い、って言うわけじゃない。わけじゃないのだが、やめられない。自称SF好き、の私は見続けることにする。SF好きっていったらちょっとかっこいいやん、から始まった、私のSF好き。動機なんてどうでもいい、と思っているが、いまだに本当のSF好きの人がいたら怒られそうな程度のSF好きです。

このRaisedーは、ディストピア系の話。全体的に暗い。リドリー先生お得意、と言うか結局そっち行くよね?的な宗教、思想、人間とは、創造主とは、みたいな方向に行きがちで、エンタメ方向からはちょっと外れていっちゃうので好き嫌いが分かれるところ。私は基本的にはエンタメ方向に振れてくれるSFの方が好きなので(同じウンチク語りたい系SFでもクリストファーノーラン先生の方が好き)見ることはやめられないんだけど「ヒャッハー、ちょーおもしれー、早く続き見たーい!」って感じではなくて、なんか気になるやん?続き見たいやん?面白くないって言うたら自分がバカっぽくなるやん?的なノリで見ている。

とはいえ、もちろん面白くないわけではない。きちんと作り込まれた設定、ストーリーラインがあるので世界観に浸ることはできる。あ、そう、世界観に引き込まれないと見続けるのは厳しいかもね、と思う。

なんだけど、ポッド(小さめの宇宙船)が、なんだか最近のやつはツルッとしてて最新のtotoの便器に見えるんだよなー。あれ、なんとかなんねーかしら。The Orville(こちらはSFコメディ)の宇宙船なんて完全に便座ですよ。出てくるたびに「トイレが飛んでる」と呟いてしまう。宇宙船でかっこいいのはやっぱりスターウォーズのファルコン。ああ言うのがいいな。あとさ、空飛ぶ船よ、宇宙戦艦ヤマトwwwあと、戦艦ではないけどやっぱ空を飛ぶ列車って絵的に美しいよね。あの絵面だけで松本零士先生は成功している、と言えるw車もクラシックカーが美しいのと同じで、私は古風なものと最新のものの合わさったものが一番カッコいいとおもう。実用性よりカッコよさやだけで話してますよーw。合理的に突き詰めていけば、ツルッとした卵みたいな無駄のないデザインがいいのかもしれないけどさ。

そう、このドラマに出てくるSFガジェットがそんなにデザインとかあんまり気にしてなさそうーって言うか、やっぱSFを題材にした古典的ストーリーなのでストーリー重視にしたいんだろうな、ガジェットには力入れてないんだろうな、って言う感じが、そこまで引き込まれないのかなー。(結局私は仮面ライダーとかアニメを見てあれ買ってー!あの玩具買ってーっていってる5歳児と見方はかわらんw)

本当のSF好きからすれば「そこ?!」って一笑にふされそうだけど。

ま、最後まで見てちゃんと深掘りしてレビューしてやんよ。(しませんw)

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