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コムローイ・チェンマイ 2020

昨年、初めてチェンマイのイーペン祭りに参加しました。

記憶に留めておきたいなー、なんて思いながら、ぼんやりしているうちにそこそこ時間が過ぎ去ってた…。マイペースにも程がある。

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タイにいるうちに一度は見ておきたかった景色、映画ラプンツェルのモデルにもなったチェンマイのコムローイ。
(コムローイはロイカトン(ロイクラトン)というタイのお祭りに、チェンマイなどで空に飛ばすランタンのこと)

いつかは行きたいと思いつつ、開催日が休日とは限らない為(学校休めないから)ほぼほぼ諦めていた私。
2020年開催が土曜に決まり、渡航が8月に叶うとなった時、「参加する!」以外の選択肢はなかったのです。

HISのツアー

まず初っ端からツアーで行くか個人で行くかで相方と意見が割れました。(意見割れがち夫婦) 
ホテル飛行機込みのツアーだと、まさかの20万(円)超え。😱😱😱(個人手配だとツアーの半額位)相方が渋る気持ちも(痛いほど)わかる。

しかし、例年とは違うコロナ事情がどうしても引っ掛かり......
3月のロックダウンを経て、政府がギリギリでも容赦なく切り捨ててくることを、身を以て学んでいる我が家。

個人手配した場合、コロナでイベントがキャンセルされたとしても渡航費宿泊費は戻って来ないですが、旅行会社のパッケージツアーの場合、イベントキャンセルされたらツアー費用の全額返金が約束されていました。

背に腹は代えられない!
今回見逃したらもう行けるチャンスは極少! 

ということで、今回は渋る相方を説き伏せて、パッケージツアーを利用!!!(高いけども!)

【HISのパッケージツアーに含まれていたもの】
飛行機代
ホテル代
イベントチケット代
ホテルや会場までのバス代
現地ガイドさん
ちょっとしたお土産(たくさん!)

お手頃とは言えないけど、一泊二日の限られた時間を有効活用したと思えば納得できる価格でした。

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HISのお土産
(チェンマイのお米、オーガニックコーヒー、ハーブティー、ドライフルーツ)と象のヒスイのチャームを家族4人分頂きました。

ドンムアンからチェンマイ

早朝出発 直前で便が2時間早くなり7時台に。(早いよ......眠いよ)
4時半に家を出発。(日本人学校のおかげか、思ったより皆抵抗がなかった)
ドンムアンからチェンマイへ。
チェンマイに到着すると所々にHISのスタッフさんが居るので、送迎バスまで迷うことなく辿り着けます。

ギョッとするほど煌びやかな派手バスで指定ホテルまで。
現地ガイドさんが、上手な日本語でバスから見えるチェンマイ市内のこと、タクシーの種類(金額)などを教えてくれました。来泰まだ数ヶ月の私には有意義な時間。
ガイドさん、ガイドの仕事は半年振りで普段は実家の市場を手伝っているそう。😢
シャッターが閉まっているお店も半数近く、チェンマイ市内は人通りも少なかったので、観光メインの都市はかなり厳しい状況であることが窺えました。 

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トゥクトゥクと赤タクシー(ソンテウみたい)。赤タクシーは料金一律。

メーリム会場(イベント会場)

ホテルで小休憩した後、15時にお迎えのバスで移動。1時間もかからずに会場到着!

会場には、タイ料理を自由に頂けるブースや、無料の射的や輪投げスペース、ステージがあり、フェスのような雰囲気。(全てチケット代に含まれる)
ロイカトンを川へ浮かべるエリアもありました。
トイレも綺麗、トイレットペーパーも常備。

今回、発案がJCBという噂を聞いたのですが、周りは日本人ばかり。ロイカトンの歌も日本語で流れたり、辛くない食べ物も用意されていたりと、日本人向けに寄せてくれている感じがありました。おかげで子供たちも食べ物には困らず😋
飲食エリアのステージではムエタイやタイダンス、獅子舞のようななお金を食べる竜が出てきたりして、盛り上がっていました。

コムローイの席は指定席、コムローイを上げるまではお祭りエリアやロイカトンで楽しんで、式典が始まったら着席するような流れになっています。

16時〜17時 会場入り
 到着〜19時 自由に会場散策、ロイカトン
19時〜20時 式典(全員着席)念仏、踊り、武芸など
20時5分〜     コムローイ
21時半〜       式典終了、バスでホテルへ

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入り口には伝統衣装の綺麗なお姉さん達がお出迎え。

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式典時の席(指定)

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なかなか購入する機会がない食べ物もたくさん。

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ダーツや射的。

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ロイカトン

会場到着からコムローイを上げるまで4時間程、長い時間を持てあますことなく楽しめました。

式典

コムローイを上げる前に大きな特設ステージでお坊さんがお経を上げたり、演武や舞踊などの儀式がいくつかあります。

コムローイ前日、チェンマイはスコール。当日も移動時は雨がパラついていて、お天気が心配な状況でしたが、式典が始まってから徐々に雲が流れていって、コムローイを上げる頃には綺麗な満月が顔を出していました。なんとも神秘的。

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コムローイ

そして、ようやく!
コムローイは1人2つ(通常通りか、参加人数が少なかったからなのかは不明)。
大人2人で持つようなサイズなので、着火するのが難しくて、ハラハラしながら火を灯す💦
とても子供1人ではやらせられない。
5歳の娘にはスマホを預けて撮影に徹してもらいました。周りにスタッフさんもたくさんいるので、子連れであわあわしていても、なんとかなるのが救い。🙏無事にコムローイを上げることができました。
例年と比較したらコムローイの数はだいぶ少なかったそうですが、十分すぎるほど美しかった。

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本来のコムローイは、悪い物や悪いことを手放す為のものだとガイドさんが教えてくれました。
それまでは、勝手に日本の灯篭流しに近い意味合いを想像していたので、空へ浮かべる、飛ばすのではなくて、手放すという表現がとても心に残りました。
自分の身に染み付いた物を手放すのは、良くないものであっても難しかったりするので、余計に、じーーーん。

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コムローイ終了後はバスまで戻り、ホテルへ。
途中バスの窓からは川へロイカトンを流す人の姿も見えました。

コロナ禍でのコムローイ

今回、初参加なので比較しようもないんですが、例年のコムローイ記事を拝見していて異なることがあったので記録しときます。

圧倒的に人の数が少なかった。

これに尽きる。(一言で終わった)

海外からの観光客不在(ガイドさん曰く主に中国からの観光客)なので、当たり前ですが、覚悟していた渋滞は一切なし
空港からホテルまでは30分程度、ホテルからイベント会場までは1時間もかからずでした。
通常はホテルに着くまでに1時間以上、会場入るのに数時間待つと聞いてたので、スムーズでびっくり。トイレの心配や子供の疲労もなく、コムローイ会場内も通常はレジャーシート必須らしいですが、座る場所にも困ることはなかったです。

子連れコムローイ旅行している親からすると、渋滞なし待ち時間なし!で、助かりましたが、反面、チェンマイのお土産屋さんはシャッターが閉まっているお店も多く、ナイトマーケットは閉鎖中......。
今後以前のように戻れるのかな、と不安も残る旅行でした。

閉店、休業しているお店もあるので、目的のお店がある場合は、事前確認は必須です。

子供たちの反応

実のところ、今回の旅行を切り出した時は家族からブーイングの嵐でした笑。
相方はツアーの価格に、子供たちは「海とプールさえあればいい!」という子たちなので、ラプンツェルだよ!と力説しても「何しに行くの?」感が半端なくて😓

そ、れ、が!!!
実際に現地でお祭りを楽しんで、コムローイを手放す体験をした直後から「また行きたい」の嵐!!!😂(いや、もう多分行けないけど(高いから))子供たちにとって思い出に残る体験になって良かったです。

今年のコムローイ、どうなるのかはわかりませんが、無事に開催されることを願って。

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