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会いたい人に会いに行くNO1 「不便にそうに見える生活の中の豊かさ」編

若い頃にお世話になっていた方O3さんのご実家にお邪魔した時の話になります。

とある地方の農業を営まれ、農産物の加工品も作られています。

山間地のため1日の電車の本数も限られています。

自宅から約6時間ほど電車を乗り継ぎ目的地に到着しました。

最寄りの駅で待ち合わせし軽トラで迎えに来てくれました。
Oさんとは25年ぶりの再会です。

そこにあるもの

・新鮮な空気(当たり前ではないですよね)

・炭火を使用した掘りごたつ(初めての体験でした)こたつ布団を開けると灰が上がって来ることがあります。炭火ってとても暖かいです。

・ご近所の方からのおすそ分け 
 ◯芋切り干し→市場には多分出回らないであろう、黄金色のねっとりと甘 みの強い干芋でした。

 ◯干し柿→こちらも多分市場には出回らないであろう逸品
 大きくてぽたぽたで甘みが強く厳しい寒さによる美味しさなのか。
 渋〜いお茶に合います。

・きのこ 
初めての体験でした。きのこって、こんなに味が濃くて旨味が強いものだったのかと感動。
おこわが絶品で、思わず遠慮を忘れておかわりしていました。
季節のものを食す。
当たり前のことですが一番の贅沢かなと思います。

・ご近所さんとの助け合い
◯Oさんのお母様は、90歳を目前にして未だ現役。軽トラを運転し、ご近所の独居のお年寄り宅に手作り弁当を届けられています。
ここでは持ちつ持たれつだよ。。。
と笑顔で仰っていました。

◯お年寄りが多い地域で、「高い木のゆずを収穫してくれないか」と話があったそうで、Oさんと一緒に収穫のお手伝いをさせて頂きました。(初めての体験)
ゆずの木って鋭いトゲが多くてびっくり!
スーパーで買うと確か1つ300円程したような、、、。
大きくて瑞々しいゆずが沢山収穫できました。

・働き者のお母様
毎日休ます農作業をされています。

90歳目前ですが、病院にお世話になったことも、薬を飲んだこともないそうです。

私より遥かに小さく華奢な身体ですが、10キロ以上もある重たいものも慣れた手つきで持ち上げています。

「鍛えないと衰える。」まるで現役のアスリートのようです。

身体維持のため農作業を終え18時には就寝されるとのこと。

私自身、今まで沢山のご高齢の方々にお会いする機会がありました。
お母様は
しっかりとしたお考えをお持ちで、生涯現役を貫かれているお母様の生き様に惚れ彼女のファンになりました。

・しいたけの収穫、ビニールハウスのストーブに薪入れ作業
使用しなくなった原木しいたけの木を薪として再利用しています。
原木シイタケは重く一輪車で運ぶ作業にはコツがいりました。

豊かさのお裾分けをいただく

山の中での暮らしは、私にとって「不便である」が先に立ってしまいます。
今回お邪魔させて頂き、私にとって不便の中の豊かさを沢山体験させて頂きとっても有意義な時間でした。

帰宅し、我が家は数日山のごちそうで溢れていました。

会いたい人に会いに行くでは、25年ぶりの再会は出会いの複利効果(勝手にそう思っています)絶大でした。
若い頃に沢山の出会いがあってそれが今に繋がり本当に良かったなって思えます。

お忙しい中、25年ぶりの再会を快く受け入れてくださり、感謝の気持で一杯です。
またOさんとお母様に元気をもらいに会いに行きたいなあ。。。



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