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ミモザ

ミモザというハンドルネーム(今はハンドルネームなんて言わないだろうか)は去年から使っている。
とあるオンラインサロンに入るとき、既にいる人とかぶらない名前を探した。いつも使っている名前はだめ、本名もだめ、本名に「ちゃん」付けもだめ。他の人が使っている。
そこでふいにミモザにしようと思った。
昔、ペンネームに良いなと思ったことがあったのだ。
自分の名字にミモザをつけて、ペンネームに。
最初はなんだか気恥ずかしかったが慣れてきた。

そんなこの頃、ミモザの花言葉を人に教えられた。
黄色のミモザの花言葉は「秘密の恋」だと。
びっくりした。
なんて自分に似合わない花言葉だろう。あのつぶつぶした花にだって似合わない。
花言葉とはいったいどうやって決めるのか。
少し途方にくれながら、でもどうしてもミモザのイメージは黄色だ。
フランスやロシアの友人は、ミモザはとても良い香りがするという。
日本でミモザの切り花を買ったとき、なにも匂いはしなかった。
品種が違うのだろう。
たまたま見かけて、小さなミモザの鉢植えを買ってみた。
枯らさずに育てられるだろうか、
きっと匂いのしない、黄色い花が咲くまで。
それまで私もミモザという名前を使っているだろうか。

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