見出し画像

あるものよりもないことの価値

買い物って楽しいですよね?
これに賛同できるか否かは人それぞれだと思いますが、店頭でもネットでもお金を払ったり、ポチッと決算を完了させたらほぼ自分のものになったものとして、所有欲が満たされるというのでしょうか、欠けていたところが埋まるというところでしょうか、とにかく満足します。
でもまた何かが欠けると”満たされていない”のアラームが鳴り、買うために人にどんなものがいいか聞いたり、ネットから情報を得ようとします。

日傘を手に入れるための購買行動

最近、今回私は折り畳みの日傘が欲しくて探していました。これまで日傘を持っておらず、雨用の傘を日傘がわりにしていたという強者。UV加工は施していないから紫外線も赤外線も可視光線も浴びまくりだけど、熱い太陽の日差しを遮るからないよりはマシ、という理由で使っていました。しかし今年は去年に増して暑い!アンチエイジング的にもシミになるの嫌だし、どうしようもなく買うことにしました。

私は、こだわりやさんですw。しっかりとしたいいものが欲しい。そのため、やるべきこともせずネットで検索、街に行けば傘売り場に行って、「いや〜これは高いな」とか「これはちゃちいな」「これは安っぽいな」とかなかなか決まりません。

どうにかこうにか調べあげて、平均よりは少しお高めだけど手を出せなくはない素敵な傘をポチッとしました。この間、欲しいと思ってから1ヶ月以上。ものによりますが我ながら時間かかりすぎと思います…。

こんな感じの日傘。シンプルでかわいく機能性バッチリ!

宇宙の仕組み?

さて、ここで私何を思ったのかというと、購買というのは物を得て所有するということではなくて、お金を出すという行為(=アウトプット)を人はしているのではないかということ。手元に物が増えるので、買い物はインプットしているようにも見えますが、宇宙の仕組みである引っ張って・出すの出したいことの方が人間の欲求なのではないかと考察しました。

人間は毎日食べて、排泄をして循環しています。排泄が滞るときついですよね。出すから入ってくる、スペースがなかったら入れられませんもんね。5感覚で入ってくる情報はものすごい量だから、何かしらで出さないとバランスが取れない。それがアウトプットの一つとして金銭を出すことでまた新たなものを引っ張って、排泄と同じような仕組みになっているのではないかと思うのです。

マイナスしていくことの価値

この情報を読んでくれた人に何か糧になるのかはわかりませんが、今の時代、プラスアルファを提供する仕事はかなり多いと思います。何かを与える、何かの情報を得る。けれど、マイナスしていく仕事はこれからの時代必要になってくるんじゃないかと観ています。

例えば、私の生活の糧であるハウスクリーニングなどは空間の汚れやものの片付けなど、そこにある物をなくしていきます。ある物を0化していくと言い替えられますね。さらには、固定された人間の考え・感情もセッションなどで溶かしていくことも可能です。

まとめると、ないものをあるようにするサービスより、あるものをないようにするサービスがこれからの時代に必要になってくる気がします。ここ10年くらい断捨離が流行っているのもその走りかもしれませんね。

お読みいただきありがとうございました!!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?