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子どもの心を掴む!_Vol757

教室に、自分で買った子ども用の本を置いていますか?

〔引用〕___________________

生きている教室とは、子どもが生き生きと生活しているクラスである。
黒板には、子どもの作品、計画表などがあふれている。
絵画も生き生きとしている。並みの水準をぬいている。
子ども用の図書がいっぱい置いてある。図書室から選んだものもあるが、教師が買ったものもある。

「向山の授業理論007 授業行為を洗練せよ① 」(向山洋一 TOSSメディア)
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私は、子ども用の本の他に、けん玉、オセロなども置いていました。
セミナーに参加し、そういう教師が良い教師なのだと学んだからでした。
まずは、形から・・・真似をしたのです。

形だけでも、真似をするといいことがあります。
なんとなく、いい先生になった気分になります。
気持ちが上がるって大事ですよね。

でも、本当にいい先生になったと勘違いしてはダメです。

本があるだけで、腕がよくなるわけはないのです。
〔引用〕___________________

生きている教室には、子ども用の図書があふれている。それだけではない。教師用の本も戸棚に入っている。戸棚に入っている本に、腕が比例するとはいわない。腕が鈍い教師もいる。しかし、戸棚に本が入っている教師は、間違いなく発展途上の教師だ。
「向山の授業理論007 授業行為を洗練せよ① 」(向山洋一 TOSSメディア)

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形だけ真似してたな〜と思うことがあります。
それは「虫」や「トカゲ」が教室に持ち込まれた時のこと。
「トカゲ」を自分で飼ったことはありません。
「虫」は、逃げ出すほどではありませんが、それほど興味がありません。

「虫」や「トカゲ」が教室に持ち込まれるのは良いことだと学びました。
良いことなので、褒めていたとは思います。
「すごいね〜」「よくこんな虫が掴めるね」「お世話が上手だね〜」
ただ、ものすごく欠けていた対応があるのです。
致命的なのかもしれません。

〔引用〕___________________

勉強以上に、私は「遊び」を大切にしていた。裏文化を大切にしていた。
教室に「トカゲ」や「蛙」を持ち込む子がいると大喜びをした。
大さわぎで「水そう」を用意し、みんなに「トカゲを持ってみる」ことをすすめた。
これが、楽しくできないと、ヤンチャの心はつかめない。まじめな、女教師が、ヤンチャ男子にそむかれ
るのは、この点だ。
「向山の授業理論007 授業行為を洗練せよ① 」(向山洋一 TOSSメディア)

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そうなんです。
私は、全然、楽しそうにはしていなかったのです。

裏文化のチャンスがやってきたら
「大さわぎ」で一緒に準備をし
クラス全体を巻き込まなくてはダメだったのです。


サークルで、地域の社会貢献活動をしています。
百人一首が苦手な子から大人気になる先生がいます。
負けるのがと〜っても上手なのです。
 うわあ〜やられた〜。
 よ〜し、次は負けないぞ〜。
 うわあ、また、やられた〜。

全力で挑み、全力で負けます。
子ども達は大喜びです。
楽しく負ける先生は、子どもたちの心をぎゅっとつかんでいました。


子どもの心を掴むためには、もっと楽しそうに、全力で、一緒になって遊ばなくてはならなかったのです。
全力で、楽しむ!