今週読んだマンガの感想


体調とか気分とか次第だけど、なんか続けていけるもの始めたいと思って手をつけてみる。一回につき、3、4冊くらいずつやれたらいいな。

文豪ナツメは料理人が嫌い 1〜3巻(3巻完結)

前作「将棋めし」が面白くてハマった松本渚先生作画、原作久部緑郎先生のドタバタ経営改善グルメコメディ(3巻裏表紙より)。

主人公の小説家夏目は編集者の如月にグルメコラムの連載を依頼され、そのテーマとして「なぜか繁盛していない激ウマ店」を題材にしてコラムを書きたいと提案する。

夏目は過去に料理人を志したが手先が不器用だったため、その道を諦めており、自分がなしえなかった夢を叶えた料理人が大嫌い。

そんな料理人たちがなぜか自分の店を繁盛させることができない理由を夏目は分析し、解決策を導くことができるがそうしない。

なぜなら料理人が嫌いで彼らの店が潰れて彼ら(料理人)が絶望の淵に沈む姿が見たいから。

そんな人間性のねじ曲がった夏目だけど本性を如月の前で表してしまったために話が変な方向に動き出す。

夏目が書く作品とその登場人物を盲信する如月はその暴露の一部始終を盗撮・保存しており、夏目の作品に出てくる登場人物のように人情味豊かに困っているお店の人たちを助けて欲しい、さもないと盗撮画像を公表すると言い出す。

そんなことをされては自分が過去に料理人になれずに挫折したことまで公になってしまう、それを恐れた夏目は如月の言うとおり、美味いんだけど何故か流行らない店を盛り返すアドバイスをしていくことになる。

人間的なヤバさが
夏目★☆☆☆☆
如月★★★☆☆
くらいな感じ。

夏目の作品が好きすぎるあまりヤバいやつがさらに出てくるのが面白くて多分夏目はヤバいやつを引き寄せるフェロモンみたいなのを自分の作品に載せている。

作品に出てくる経営改善の手法は私にはとっつきやすくてわかりやすかった。

夏目の作品が好きすぎてヤバいやつは他にも夏目が書く作品が好きなあまり公安警察になって職権濫してでも夏目に害をなす輩を排除しようとする人や夏目が書く作品の登場人物が好きすぎるあまり法を犯すことも厭わないやつ(大金持ちver.)などが出てきて話を面白くしていきます。

面白かったです。読んでよかった。

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