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長男の誕生日だった

 うーん、奴ももう31歳か、私が結婚した歳じゃないか。まあ実に賑やかにいろいろあった奴なんだわ。FBでもお世話になって義理を欠いたままのお友達の皆さんには、この場を借りて、不肖の長男に代って私から深くお詫び申し上げます。

 さて、この可愛かった長男、主治医にこの世の春と言われた幼少期を経て、初めての育児で親の試行錯誤の被験者となってくれた。成長するに連れて、俺は父親から虐待を受けていたと憚ることなく言ってくれる。
 
 奴からかかって来る時々の電話の内容が良くない。車の免許を取って新車を買って、間もない頃、「事故った」と一報、その後もオートポリスからの一報で「転倒してバイクはお釈迦」から、まあいろんな一報があって、直近ではまた「事故った。今度は被害者。。。」との一報。この時も買ったばかりのバイクで車にぶつけられて空中を一回転、着地失敗で左手首骨折。次男と二人して次は死ぬんじゃないかいと笑えない冗談を交わしたのを覚えている。他にもここに書けないことが私に負けないくらいあって、生まれた時も口唇口蓋裂で生まれて驚かされて以来、奴については気が休まることがない。

 そうそう、誕生日の話だった。プレゼントって歳でもないだろうから、まあ帰って一杯飲むかと言いたいところだけど、我が家は私が下戸の上、他の家族も誰一人晩酌もしないから、食後のオヤツ代わりに、かみさんが買ったショートケーキを一緒に喰うことになりそうだ。最近は長い付き合いのアトピーが、テンションマックスとなり、飼い犬のうみに負けじと、あちこち搔きまくっている。犬用のシャンプーに犬用の薬も勧めてみるが、相手にしてくれず、また虐待と言われるのも拙い。いずれにしても奴からの次の電話が恐怖だわ。。。

20210823

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