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パンクは忘れた頃にやって来る

 おー久しぶりのパンクだ。自転車じゃなくて車、前の車はラジエターに穴が空いてエンジンまでやられて先月、新しい中古車に入れ替えたばかり、ジャッキが載ってたから、てっきりスペアタイヤも積まれているものと思い込んでいたら、どこを探してもない。助手席側後輪、困った困った。最寄りのスタンドを検索すると600メートル先にENEOSがあった。電話で状況を伝えて修理依頼をする。ハザードを付けてゴツゴツと言わせながら歩くくらいのスピードで、窓から手を出して後続車に先に行くように促しながら。。。あーこのスタイルで別大国道をノロノロと走った時は、点火プラグが点火せずアクセルを幾ら踏めども回転数上がらなかった時だったか、なんて思い出に耽る間もなく、なんとかスタンドに到着、ホッとしたのも束の間で、空いてる穴がデカすぎて修理不能の上にスペアの在庫も無い。仕方ないく購入した中古車屋に連絡、休みなのにレッカーに代車を積んで回収に来てくれることになった。スタンドでの待機時間は、いい読書タイム、読みかけの「山の帰り道」(沢野ひとし著)、登った数々の山と酒と本のエピソード、加齢と共に体力が衰え、登れる山が減って、段々と友が逝く。そうなのそうなのよ、他人事ではないし、味わい深い、なんて感慨に耽っていらた、中古車屋の社長がどこから見ても自宅でくつろいでいたでしょうという格好のまま、レッカーを運転して来てくれた。このレッカーにお世話になるのは2回目か。生涯薄給故、生涯中古車を貫かざるを得ない。だから故障には慣れ過ぎるくらい慣れてしまった。
 こうして3連休は、毎日の片付けボラと我が家の庭に330枚のレンガを敷いて筋肉痛になってみたり、トイレと台所の掃除をしてみたりで終わった。明日は自転車で身体を解そう。20210920

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