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朝にあった記憶

 打合せで耶馬渓は青の洞門近くの利用者さん宅を訪問、長居した挙句にお昼ご飯まで頂いてしまう。会うのを楽しみにしていたカル君は、広大な野山を散歩中の様子で見当たらず。
 少々食べ過ぎ、ふーっと言いながらの帰り道、渋見トンネルの手前で左右確認、このトンネルをくぐって4キロ走ると青の洞門だ。もう30年くらい前に行ったきりだと思ったら、無性に行きたくなって、そのままハンドルを左に切ってしまった。まだ、記憶に微かに残っている景色、これは後から写真などで上書きされた景色なのか判然としない。
 駐車場に車を停めて、あたりを見回しても見上げるような景観ばかり、駐車場の向こうに登れる階段が見えて、日本新三景碑との表示、腹ごなしを兼ねて登ってみることにした。なかなか段差の大きな手作りの階段を登ること350メートル、覆いかぶさる岩屋が妙見窟で、奥に鎮座するのが妙見堂らしい。手を合わせて、更に少し上に登って、下腹がスーッとするほどの絶壁の上に立つと、おー絶景だ。
 そうそう、朝まであった陽子さんの誕生日の記憶、着いたら忘れてしまって、おめでとうを言い忘れてしまった。こんな上からだけど叫ぶよ。「おめでとう!」
 走り降りると、額から汗がポトポト。いい運動になった。次の打ち合わせの宇佐に向かう。帰って調べたら正確には28年前だった。その時の写真もあったよ。20211206

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