見出し画像

サイクリング部/練習レポート

 今日も100キロを超えてしまった。練習と言うには少々どころかかなりハード、課題も見えて来た点では有意義な練習会だったかな。
 大分駅6時出発、参加4名で北上、今日の予定は安心院往復、別大国道、別府市内、亀川旧道、関の江から日出町、出発から2時間で赤松峠も難なく越えた。
 なんとここで、私の自転車師匠の岸本 貴さんが爽やかに追い越して行かれた。速い速い、カッケー!
 さらにその後で、なんとあのスーパーボランティアの尾幡さんが小学生の集団を引率して逆方向に歩いるではないか。昨年暮れに東別府でお会いして、少し道端でお話をして一緒に写真撮らして貰って以来、道路を挟んで声を掛けさせて貰った。「こんにちは、尾幡さん、ご無沙汰してます。」と言うと、「お元気でしたか。今日はどこまで。。。」そんなやり取りだったけど、あれだけ人気者に尾幡さん、私のことなんか覚えてないのに、そんな素振りも見せず、素晴らしい方です。
 山香町から県道42号に乗り換えて、農業文化公園を掠めて、途中、先頭が分かれ道で、後を待っていた時、お婆ちゃんが寄って来て、あんたど頑張るなぁ。こっち来て茶でも飲んで行かんかえと誘って来る。そんなに喉も乾いてないし、先も急ぐ。お礼を言って、その場を去ろうとすると、また、そうな、茶でも飲んで行かんでいいかえと、今度は寂しそうに言う。次に来た時は、しっかりお茶を頂こうと心に決めて、お礼を言って先を急ぐ。
 どこかで両院ふれあいロードに乗っかって、10時半に里の駅「小の岩の庄」でゆっくり休憩、楽しみにしていたぶどうソフトを堪能、思いがけず大好物の梅が枝餅も売っていたので、補給食程度に津房川を眺めながら頂く。
 梅が枝餅売りのおいちゃん、あんたど、自転車でどこから来たんなと聞く。大分からと言うと目を丸くして、私も自転車は好きじゃけど、そりゃ凄いわといっぱい感心してくれた。
 里の駅は通路が渋滞するほど賑やかだった。生きた川蟹に宇佐ドジョウも元気にビニールの中で泳いでた。安かったから買って帰りたかったけど、リュックの中に入れて揺れて温められては申し訳ないので諦めた。
 さて、この後をどうするかの相談、帰りは500号でサファリまで登って別府に下ることで一致はしたものの、16時までに帰り着きたい人、坂道登りに時間がかかりそうな人、私はと言うと、古くからのNorio Tsutsumiさんの養鶏農家「安心院コープ農園」に行きたい人なのである。
 結局、半ば強引に私案を採用して貰って、6キロ先の農園に行くことにしたものの、少し時間がかかりそうな一人はこのまま農園に寄り道せずに500号を先行することになり、ここでお別れ。残った3人で農園を目指すも、案内役の私が道に迷い登らなくていい登りを登り、遠回りをし、倍くらいの時間をかけて、少しヘトヘトになりながら農園に駆け込むことになってしまった。
 4匹の犬たちが賑やかに迎えに出てくれる農園では、ノリさんが美味しい梅ジュースと鶏舎、さまざまな植物たちを紹介してくれた。面白かったのは広大な敷地の中に高圧線鉄塔あり、宇佐百山90番目の上の原山(標高225.3m)の頂上までがあったのにびっくり。クルミの木もあって、たくさんのクルミを土産に拾って帰って来た。鶏舎にはいろんな種類の地鶏と合鴨農法で頑張ったカモたちがその役目を終えて何十匹も遊んでいるではないか。このカモはどうするのかと聞くと、ホテルとかに食用として出荷するのだとのこと。
 20年くらい前に、ここで貰ったガチョウの子が我が家で9年もアイドルとして長生きしてくれたことを思い出す。あらあら少し長いをし過ぎた。帰り道を聞いて慌ただしく農園を後にする。
 早く帰りたい一人が、ここで時間的に限界となり、安心院の親戚に自転車ごと拾って貰うことになり別れ、さあ二人で先行に追いつくべく走るぞ500号と威勢よく飛び出してみたものの、後9キロの表示が見えてからは全て登り。
 いやー8年前くらいにマウンテンバイクで登った時よりも、遥かに脚力はついてるけど、ハードだったわ。結局、先行の一人には追い付けず。サファリまで登り切って、別府湾に向けて下る時に見下ろすと、APUが遥か下にあった。よく登ったものだ。最高時速50キロくらいでわーっと関の江まで気持ちよく下った。
 でも、もう限界、お腹が。そばが食べたいうどんが食べたい、行くとこ行くとこ閉店に店休日、結局、丸亀製麺で遅すぎるお昼、やっと人心地つけた感じ。
 最後の力を振り絞って別大国道を走っていると、珈琲が飲みたくなったので、ばんぢろで最後の休憩、美味しいカフェオレを飲みながら一日を振り返ってみた。本日総走行距離125キロだった。

2020年10月11日

ここで頂く幾ばくかの支援が、アマチュア雑文家になる為のモチベーションになります。