見出し画像

筋肉痛

「うっ、くおーっ、ぐぐーっ、ふー、うりゃーっ」
 これが朝練サイクリング2日目、起き抜けの筋肉痛の叫び声だ。この時の強張った筋肉が軋みながら伸びる時の痛み、若い頃から器械体操や空手、ランニングにジョギングにウォーキングと、どれも極めることなく中途半端に取り組んで来たというしょぼい自負もある。
 運動の翌日、歳とともに翌々日から出る痛み、痛みそのものが気持ちいいのか、痛みに耐えるために、痛みを最小限に抑えるために、傷んでない筋肉たちが、今日は俺たちが支えるわと声を合わせて、日常生活に必要な体幹を支えてくれていると思うと、ナルシストではないけれど自分を褒めてやりたくなる。
 そう、火曜日がピークで、水木金と和らいで消えて行く。そしてまた週末の朝練で苛める。
 さて、これからもその繰り返しだと粋がって言ってられるのは、後何年くらいだろう。そろそろ膝も温まるまでは痛むし、腰から背中にかけても筋も少しピリピリ、左肘から肩も、肩甲骨も背中がかけない程度には固まっている。さあ、これから、この衰え、老いという奴とどう闘って行こうか。
 そうだ、バク転だ。きっとまだ出来るはず。

2020年9月29日

ここで頂く幾ばくかの支援が、アマチュア雑文家になる為のモチベーションになります。