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お彼岸、墓参りライド

 彼岸の中日、自宅から10キロ先の竹中霊園までお袋の墓参りに行く。霊園に着くと管理事務所前でおはぎを無料配布していた。ここに墓を作って38年になるけど初めてのこと。有難く頂いた。親父が珍しく寝坊した様子で遅刻すると連絡が入る。待ち時間に墓掃除をして、秋みつけで周辺散策、木の実に秋の草花、ただ日差しが強い。親父が来て線香を上げ、思い出話を少しして、一緒に手を合わせる。お袋が人生を閉じたのが48歳の時、私はその歳から15年も生きている。私の死生観に与えている影響は大きい。お袋の48歳を過ぎて、自分もお袋が患った更年期障害をなんとか抜け出した頃から、お袋は無念を抱えながらも終止符を突然打たれてしまう理不尽さを包み込むように旅立った。この歳になってやっと生きるとはそういうことなんだろうなと納得出来るようになった。
 さて、次は実家まで車の親父と自転車で競争、ほぼ同着、それから約1時間、断捨離を手伝う。よくこれだけ物を捨てずにため込んだものだ。あのなぁ、冬ジャケもズボンも3枚から5枚しか着らんやろ。でもこりゃ暖けぇんで、いやいや。おっ、この服ここにあったわ。いやいや親父、今まであることも知らんかったんやから捨てよう。分かった。取り合えず、ここに入れとくわ。88歳に理屈は通じない、なだめすかして45リットルで5袋、今日はここまで。
 帰りは、滝尾駅からハードな日差しと照り返しを受けながら滝尾保養院からヒルクライム、大分もあちこちにある坂道に名前を付けて欲しいな。照り返し坂とかね。情報科学高校経由で明野アクロスで抹茶ソフトで小休止、広島焼きをお昼に買い込んで帰宅、なかなかハードなポタリング、走行距離35キロでへろへろだ。20210923

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