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桜のままに

 雨の週末は身体が鈍ってしまう。桜が充電してくれそうな気がして、自宅から桜伝いに走ってみた。凄い凄い、どこもかしこも桜、桜、桜がエネルギーを送って来るのよ。大分川の河川敷の桜のアーチの中あちこちに、お母さんと子供が、きちんと正装して記念写真を撮っていた。お爺ちゃんがお婆ちゃんの手を引いて歩いていた。ラクテンチ下には真っ赤な桃の花、別府公園はもうすっかりお花畑だ。
 ここ数日が満開、毎年、桜の頃に同じような気持ちで走っているような気がする。一年に一度だけ咲いて、人の思いを悲喜交々に引き出してくれる。この一斉な感じを醸し出す植物はきっと桜だけだろうな。この春が行くと、夏の暑さに耐えて、冬の寒さに木枯れて次の春を飾る。百年も千年も。。。
走行距離50キロと少し。

2021年3月29日

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