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みみずくスポーツ倶楽部 高崎山登山第3弾レポート

 桜前線、今年は山の上から街の公園へとグラデーションを逆転させながら、観る者を楽しませてくれる。加えて例年にない好天続きが嬉しい。今週ももう少し散る桜を楽しめそうだ。

 鶴見岳一気登山イベントの参加者は、パワハラに十分な注意をしながら募集した甲斐あって8名と、かつてない数になった。初参加のスタッフの練習を兼ねて高崎山で練習すること、今日が3回目、折角なので「みみずくスポーツ倶楽部」と銘打って、車内外を問わず心身の健康増進のためにライングループも作ってみた。

 さて、今日は私と自転車友達は大分駅から自転車で参加、後の2人は車で、9時半に銭亀峠駐車場から登り始める。Nさんは今日で2回目、Sさんは生まれて初めての高崎山、夕べは不安と興奮で3時まで眠れなかったらしい。Nさん前回は、高崎山をホームグラウンドにしているよぼよぼのジジイから、「学生さんですか」と言われて大喜び。今日は前回とは違うまたもよぼよぼなジジイから「登ったらその肉は置いて帰らんとな」と、なんとも失礼なことを言われて、半分怒りながら半分は言い得て妙だと得心の山ジジイとのコミュニケーションを噛みしめ落ち葉を踏みしめの一歩、また一歩。

 初参加のSさんも緩い傾斜を踏みしめながら、景色や山の空気を楽しみながら、途中、枯れ葉の絨毯に横になって、全身でグランディングもしてみたら、これがなかなか凄かった。枯れ葉と土の匂い、大地から突き上げて来る何とも言えないエネルギーが包まれるようだった。

 登り詰めると、青い空、水平線、別府湾の海と、順々に視界に飛び込んで来る。何度来ても「わー」とか「おーっ」と声が出てしまう。初めてのSさん大喜びだ。誘って良かった。続いて頂上の三角点で記念写真を撮り、別府市街地が望めるビューポイントに移動すると、そこに佐伯から来たお姉さん方がお二人、ここは初めてで登山もまだ始めたばかりだと言う。早速、うちの営業担当のNさんがこれからも一緒に登りませんかとお誘い意気投合からのライン交換に成功。なるほどナンパはこうやるんだの見本のような名勧誘だった。

 山頂で少しのんびりとオヤツを食べながらお喋りして、身体が冷えないうちに、ゆっくりとほぼ喋りっ放しで下山。それはそれは楽しい練習登山と相成りました。参加した皆さん、お疲れ様でした。来週は本番です。天気になることを祈りましょう。20230402

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