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白馬渓ライド

 サイクリング部4名で走るのは、4月の日出ライド以来だ。8時に東郵便局に集合、ここまで200メートル走った私と20キロ走って来た仲間もここからがスタートだ。気温2度、高田橋、川添橋を渡り、坂ノ市中戸次線を下戸次方面に途中、尾津留トンネルをくぐって、登って登って206号線で臼杵を目指す。まあ、気持ちいい、アップダウンで筋肉が喜んでるわ、楽しい。道々、立ち止まっては紅葉を楽しみ、川に泳ぐ鯉を眺めたりしながら、目的地の白馬渓には10時過ぎに着く。

 なんでも江戸時代、お伊勢参りは旅費が高額で行けない人たちのために、有志が拵えた人工の渓谷らしい。人工とは言え、上の池から伝い流れる小川に、滝に石橋、何よりも紅葉を楽しませてくれる樹木の数々、やぱり1834年の誕生から風雪に鍛えられた景観は素晴らしい。すれ違う人と交わす挨拶も心が通う。大神宮総代の手書きの地図と説明、さらに自作の版画を載せているパンフレットが味わい深い。なんとかみさんの土産にご朱印もあった。他にも朝採れの大根、ピーマン、カボスに梅干しと並んでいる。女性陣がこれでもかと詰まったピーマンを購入して、白馬渓を後にする。

 さて、腹ごしらえは、ウナギ案も出たが多数決に押されて、軽めに「石窯パン工房パンロード」さんで、焼き立てパンとコーヒーを降り注ぐ日差しを浴びて外デッキで食べる。今日までのソロ、二人、三人ライドのショートレポートから次の忘年会付きライドをどうするかなど話しをしていたら、お腹も気持ちも段々と満たされて行く。

 帰りは、それぞれの自宅に向けて2つのコースに別れて出発したのに、途中で道を間違えて再び合流の嬉しいハプニング、吉野の手前で帰りを急ぐ部長と、出発地点に帰る私、遠くから来た二人、それぞれの家路を辿る。私の走行距離が47キロ、今日はこれで大満足、部員の皆さんお疲れ様でした。
20211128


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