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鶴見岳一気登山参加レポート

 4月9日の日曜日は昨日の強風が嘘のように穏やかな天気だ。「みみずくスポーツ倶楽部」からハーフに2名、のびのびウォーク(ロング)に5名が参加することになった。

 集合場所のスパビーチには恐らく3,000人くらいが集まっている。長かったコロナの閉塞感からの解放なのだろう。たくさんの笑顔が集まっている。

毎回参加の常連さんに会えたり、Facebook友達に会えたり、懐かしい人から声を掛けて貰ったり、これからのチャレンジにエールを交換する。

 スタートアップのセレモニー、お馴染みの自衛隊のブラスバンド演奏が響く。海抜0メートルの海水につま先を付けて、スタート準備完了。韋駄天の猛者たち200名が9時に猛スピードで駆け抜けて行く。続いて、ハーフとのびのびは、石丸謙二郎さんのスタートの合図で、ゾロゾロゆっくりとウエイブスタート。行列は歩道橋を渡り、境川に沿ってゆっくりゆっくり遡上する。

 ハーフは8キロ、獲得標高500メートル、高崎山標高628メートルでの練習成果は出たのか。とは言え、銭亀峠標高335からだったから、獲得標高は293メートルか。それでも、なんとかハーフ2人が完歩。やり切った感いっぱいの表情で、来年はのびのびは無理との感想、登って直ぐは誰でもそうなの。

ただ、ハーフとは言え、後半の登りは相当にハードで、2人が無事にゴール出来るか心配で仕方なかった。でもそんな心配を他所に一人は、割とすんなりとゴール、気を揉んだのがもう一人、途中、何度か位置確認、生存確認、救助要請は要らないかとラインで送りながら待ち続けた。すると、向こうから持ち前の笑顔に大粒の汗を浮かべながら無事にゴール、凄く凄く頑張ったねと皆んなで出迎え、一緒に喜び合ったのだった。

 少し長めの休憩を取って、ハーフ組に別れを告げて、5人で残り4キロ、獲得標高850メートルに挑む。順調なのは、やっぱり若い3人。若くない2人はと言うと、一人は喘息をコントロールしながら、制限時間を十分に使ってマイペースで登る。もう一人は前期高齢者の私、言い出した手前、ちょっと自信があったのに、途中にある300段の階段から怪しくなってしまった。自転車通勤やらでそこそこ鍛えてると思っていたのに、使う筋肉が違うんだな。加えて、よる年波に押し返されていることが俄かに判明。3回も脚がつる始末、6回目の参加になるけど、今回が一番きつかった。

 そんなこんなで、頂上の景色を浴びながら野原に横になって、最終クライマーを待って、最終のロープウエイで、喘ぎながら登った標高850メートルを、たった10分で降りて行く。途中、まだたくさんの山桜が混じる山肌を眺めていると、木々の間にシカやイノシシの自然の姿に歓声があがる。登頂の記念に金色の記念メダルと温泉券、そして身体に刻まれた思い出、これがいい。2、3日は筋肉痛が登ったシーンのあれやこれやを思い出させてくれるに違いない。あー、疲れた。20230409

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