Aliexpressで売られているイヤーマフのレビュー



結論から先に言うと、音質的にイヤホンやヘッドホンの代替えにはなりません。

・音質について

例のイヤーマフのレビューを心待ちにしていた方はいるかと思いますが、音質はトンネルの中で聞いてる音、または筒を通して聞く音、です。
イヤホンやヘッドフォンの代替えとはほど遠い製品です。

構造的にある程度の予想はしていましたが、実際に使用してみるとやはり、無理があった製品。
たったあれだけの延長でトンネルで聞くような音になってしまうんだと改めて実感した形です。

・装着時の問題点

装着時の問題点を上げると AMVR製のフェイスカバーと相性が悪く、装着時に干渉するため組み合わせて使用することはおススメできません。

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・メリットについて

ループバックについては抑えられるとは思います。

イヤーパフが耳に押し付けられる構造にはなっていないので、長時間の使用にも適していると思います。

・考察

着眼点は良かったと思います。
今までに無かった発想だと思いますし、こういった製品が形になって出てくるのは面白いと思いますし意外性もありました。
個人的には面白い製品、でした。

これがもしスピーカー部分がBluetoothのスピーカーだったりしたら音の問題は解消すると思います。装着の構造ももっと簡素化出来た気はしますね。

ということで気が向いたら何か改造出来そうなら何かしようかと思います。

・スピーカー改善についてのおススメ

個人的に以前から何度かおススメしたことがありますが、こちらをおススメします。
Pico 4 clip on ear sound passive amplifier closer

これを利用することでループバックによりマイクに音が乗ることもよほど爆音にでもしない限りマイクに音が乗ることは無いです。
個人的にうるさいと感じる音量まで大きくしてもマイクに音は乗りませんでした。

・3Dプリンターなんか持ってない

大半の人がそうだと思います。2万円ほどで購入出来るようにはなりましたが、ただ一つの目的のために3Dプリンターを2万も出して購入する人はまずいません。
そんな時にはDMMmakeを利用するといいかと思います。

上記のPico 4 clip on ear sound passive amplifier closerのデータであれば、ABSライクの材質で1809円で発注できるのでイヤホンを使うためにUSB-DACを買うよりも安く、本体のスピーカーを活かして利用できます。
印刷された物も個人で印刷するよりもはるかに綺麗で流石業務用と思わせる品質で届きますので、個人で3Dプリンターの印刷を試行錯誤してフィラメントの縮みなども考えたりしながら行う手間を考えたら、安い物と思います。何か3D造形してプリントしたいという場合にはDMMmakeを利用するのもいいと思います。

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