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検察庁法改正案と私の中の日本の会社にあった違和感

ここ最近の日本政府のやり方に胸を痛めていた

海外在住者として日本で起きていることに関しては、友人には話はしてもネットではあまり言及しないようにしてきたのだが、コロナ禍における国民を無視したようなやり方に愕然としキーボードを強めに叩いている。

そしてこれは、日本企業へ抱いていた違和感の原因だったということが今日分かった。

そもそも権利がない

これが前職で一番嫌だったこと、自己犠牲をしてまでやった仕事を邪険にされ、ちょっと長めの休みを取ろうとすれば却下され(バカンスでも仕事を止めたことはなかったのにもかかわらず)、有給は処理し切れず、休日出勤しても何も払われず、等‥おそらくかなりの人に当てはまるのではと思う。

フランスで働き、このような日本の働き方が異常であることに気づいた。

フランスにもブラック企業は存在する

フランスや欧州の他の国の働き方等を聞いたことがある人は、ヨーロッパの会社はいいな~と思うかもしれないが、個人的感覚で言うとひょっとしたら日本より多くのブラック企業、ブラック経営者が存在していると思う。

では決定的に何が違うのか?法律に守られている!

星の数ほどあるブラック企業の中で、労働者はきちんとした権利を持つことを法律にて定められている。また契約書、業界ごとに労働協約というのがあり何ページにもわたり定められている。

よってブラック企業、ブラック経営者が自分達の都合の良いように話を持っていこうとしても防ぐ方法がいくらでもある。

それでも、うまく証拠等を残さずに悪事を働く人間ももちろんいるが。またそれと反対に、きちんと働かない労働者が権利を盾に会社からお金を巻き上げるようなことも可能なくらい権利が強い。

そもそも会社と労働者のお互いの考えが違うという前提に基づき、すべてが定められているのである。

色々とフランスにだって問題はあるが、私が考える決定的な違いは、

国民が法律によって守られているということ


その一方で日本は自己犠牲をして当然という空気

自己犠牲当然、頑張ってあたり前。

これは仕事においてのみ言えることではないことに今更気づく。小さな頃からよく分からない社会のプレッシャーを受け、自己犠牲は当たり前でよくわからない批判等もまさにその一部ではないかと思った。

自粛警察なんかも、そのような社会のよく分からない闇が作り出した漫画のような組織である。

コロナ禍で言うと、自粛を求められるも補償なし。どうしたことかと思っていると、税金を懐に入れるような疑惑もあり。。。挙げ句のはてにめちゃくちゃな検察庁法改正案。

ビジネスと同様に政治にも完全なるクリーンさは求めてないけど、それでももう少し賢くお互いにメリットのあるようなことをして欲しい。国民に全くメリットなく誰かが必要で困っているときに、そのお金を全く違うところに投げるようなことが許されるわけがない。

勤勉で素直な国民性を逆手に取り詐欺みたいなことが社会全体に起きている。

日本の圧倒的な自殺者の数

このことが軽視されずっと置き去りにされてきたのも、全く国民のことを考えずに政治が行われてきた結果である。

私自身も家族を自死にて亡くした一人であり、自分を責めて誰かを責めてのたうちまわってここまで生きてきた。

ネットの力

森友学園問題、コロナ禍の問題提起や、本日話題になっている検察庁法改正案への抗議により、多くの過ちが防がれると願いたい。

今も、今までも私達が苦しんでいることは、実は直接向き合っている会社や社会のせいなのではなく、日本という国により作られたものであり、国を変えていかなければ目の前に起きている問題は解決できないと思った。

私もネットの力を使い、多くの人が考えるきっかけになることを願う。






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