海外で自分がマイノリティになり思うこと。
自分の国を離れ海外に住めば誰もが外国人になる。
私は今フランスにて移民である。
自分自身が移民になることを、10年前にフランス語を始めた時考えもしなかった。
移民になってみると感じることが沢山ある。
人は世界のどこかでは、必ずマイノリティーになるということ。
滞在許可証を更新の為、移民局から通知があり、テストと面談をするべく先方へ出向くこととなった。
移民局の入り口には、守衛さんが経っており、門は塞がれている。
アポの時間である9:00になると、守衛さんに一気に待っていた人が群がる。
手にはアポの紙を握りしめ、高らかにそれぞれが押し出るかのように前へ進む。
なんじゃこりゃ、映画の中の違法入国の国境越えのシーンみたいだと思いながら、後の方から入った。
約一カ月後Formation Civileと呼ばれる、市民研修が計四回行われた。
絶対つまらないだろうから、携帯と文庫本をこっそりカバンに忍ばせ参加。
部屋は狭く、こっそり別のことするのはさすがに無理。
腹をくくったら受けてみると、結構内容が充実していて驚く。
さらに学校みたいな雰囲気を楽しんでいたら、下記の感動的な話が聞けてこれだけも来た価値があったと心から思った。
補足すると、移民が引き起こす問題も多く、
移民のことをよく思ってない人もたくさんいるのも事実。
このあたりの問題は非常に根深いので、簡単には言及するのを避ける。
が現在起きている様々な問題に対して
人種がフランス人が、日本人が、移民が、黒人が、アラブがとかくくってしまうとおかしくなると思っている。
我々も日本人の一単語で、くくられるほど簡単ではない。
自分がやられたら、言われたら嫌なことを他人にもしないという簡単なこと
子供でも分かることが、どうして大人の世界では難しいのかと頭を痛めてしまう。
Twitterを始めてみて、共通点のある友人のような人たちと大人になってから繋がることができ非常にうれしい反面、
世の中に垂れ流しになっている誹謗中傷に胸が痛むことが多い。
こういうのも想像力があればなくなる日が来くのかなと
Imagineのように理想郷なのかもしれないともわかっているけど、
You may say I'm a dreamer but I'm not the only one
きっと一人じゃないと信じている。