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WEリーグ第16節 浦和ー大宮V観戦レビュー(ピックアップチーム:大宮アルディージャVENTUS)

第6回ピックアップチームは、地元大宮アルディージャVENTUS!

 第6回ピックアップチームは、ライター西出の地元クラブ、大宮アルディージャVENTUSです。地元といっても、まだまだ知らないことが多く、伝えられることもそれほど多くないですが、「大宮アルディージャと大宮という街」という視点でお伝えしていけることは、どんどんお伝えしていこうと思います。

まず、クラブショップをご紹介します。大宮駅東口からNACK5スタジアムに向かう途中の徒歩10分程のところに、「オレンジスクエア」というクラブショップがあります。

2021年11月27日には、大宮アルディージャVENTUSの仲田歩夢選手による一日店長イベントが行われるなど、女子チームの関わりも深いと思われるショップです。実はまだ1度も行ったことがなく、前を通ったことが何度かある程度の知識でしかないのですが(笑)。

大宮アルディージャが運営するフットサル場「オレンジコート」(ステラタウン内)もあります。子どもたちのフットサル教室や、ウォーキングフットボールのイベント等が行われています。

私自身、ウォーキングフットボールイベントに2回ほど参加したことがあります。毎月1回開催されているようです。サッカー経験の有る無しに関わらず、みんなが楽しみ、つくっていけるスポーツですよ。

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次回開催は、4月29日(祝金)14時~15時半にあるようです。詳しくはこちらから↓

大宮駅周辺には、大画面でサッカー観戦を楽しめるスポーツバー「HUB」もあります。大宮駅東口から徒歩3分のところにあります。

私自身1度だけ行ったことがあるのですが、セルフ注文式のイギリス風パブをイメージとして運営されているようで、店外・店内ともに、イギリスっぽいお洒落な雰囲気です。大画面では様々なサッカーの試合が放送されているようですが、時々、大宮アルディージャVENTUSの試合も放送することがあるようです。

続いて、大宮の街の様子や、NACK5スタジアムの風景の写真をご紹介します。

街にはあちらこちら(駅や町内会の掲示板など)にポスターが!

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大宮駅周辺の商店街はオレンジ色に染まっています。

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NACK5スタジアムの風景

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以上、大宮アルディージャと関連のある大宮の街の様々なスポットを紹介してきました。

続いて、今日出場する選手の中で大宮アルディージャVENTUSの埼玉出身の選手を紹介します。

4.DF 長嶋洸

5.DF 乗松瑠華

7.MF 山崎円美

24.MF 源間葉月

様々なチーム・地域から集まってきているイメージが強い大宮アルディージャでしたが、こうして地元選手も頑張っているようですね!

それでは、レビュースタートです!

先発選手の印象

GK望月 後半60分と81分、清家と安藤の決定機を、ファインセーブで防いだ。ここで失点しなかったことが勝利という結果につながった。

右SB有吉 前半28分、右から清家のマイナスのクロスを、猶本に目の前で決められてしまった。レッズの攻撃のパスワークは見事だったが、DFにとって触りづらいマイナスのクロスにどう対応していくか、課題が残った。しかし後半85分、代わって入った上辻がしっかり粘ってつないだパスを豪快ミドルシュート、追加点を奪った。

CB乗松 後半52分、猶本へのファウルになってしまったが、ボールを奪おうとするプレーがあった。

CB長嶋 前半33-34分、鮫島への正確なフィードを展開した。前半43分、菅澤に裏をとられてしまった。後半57分、右サイドを駆け上がる清家に対し、しっかりとついていき、コーナーキックに逃れるプレーがあった。

左SB鮫島 前半36分、積極的に攻めあがった。前半37分、清家とのマッチアップで、しっかりと足を出し、タッチラインの外に出した。後半、2回ほど、有吉にサイドチェンジするプレーがあった。

ボランチ源間 後半60分、中盤から右サイドに走り出していた村上にスルーパスを出したが一歩追いつかなかった。惜しいシーンだった。

ボランチ山崎 後半立ち上がり早々、前線でボールを奪い、シュートまでいくが、弱かった。

右MF林 後半35分、中盤で顔を出し、中継するプレーがあった。

左MF村上 前半26分、清家に対し良い距離感でプレッシャーをかけ、タッチラインを割らせるプレーがあった。前半28分の浦和のゴールは、清家のランニングが効いていた素晴らしいパスワークの連動性から生まれたシーンだったが、村上が清家から目を離した一瞬の隙に塩越がダイレクトでパスを出し、清家にフリーでマイナスのクロスを上げさせてしまったことが失点の要因となった。清家との良い距離感、視野に入れ続ける、といったことができていなかった。前半32分、鮫島が攻めあがってカウンターが始まり、村上が縦にパスを受けたが、工夫が少なく守り切られてしまった。前半37分、よいランニングで左サイドを駆け上がったが、パスがつながっていかなかった。後半77分、ダブルタッチで抜け出そうとするプレーがファウルを誘った。

FW高橋 立ち上がり、井上からのセンタリングに合わせてシュートを放ったが、入らなかった。前半40分、浮き球を体を入れながらうまく処理し、前線へフィードしたがつながっていかなかった。後半66分、中盤で縦パスを受け、左に展開したのち、緩急をつけた攻め上がり・ポジショニングをみせたがつながっていかなかった。

FW井上 立ち上がり、レッズDFのパスをカットして右からセンタリング、高橋のシュートを演出し、早速決定機を作った。前半42分、カウンターの起点となるが、ちょっとした大きなトラップを、逃さずレッズの中盤に奪われてしまう。後半49分、鮫島からの縦パスをダイレクトで中に入れ、決定機を演出した。

交代選手の印象

右MF(→左MF)仲田 後半55分、山崎に代わって出場、最初は右サイドにいたが、72分あたりから左サイドにポジションを変えた。ボールに触る機会が少なかったが、仲田が出場してからチームは追いつき、逆転勝利した。

FW上辻 後半85分、高橋に代わって入って早々、粘って有吉にパスをつないだプレーが豪快ミドルのゴールを演出した。重要な役割を果たした。

まとめ

 浦和ペースの時間帯が長い試合だったが、数少ない決定機をモノにした大宮が勝利した。狭い局面での巧いパス回しや仕掛けるプレー等、浦和の「巧さ」は確実に大宮を上回っていたようにみえたが、「巧い」チームが勝つとは限らかなかった。大宮は、ツートップの井上と高橋のコンビネーションの良さが大きな武器だと感じた。井上は、裏抜けや、後ろからのボールを前を向きながら受けるトラップの巧さなどでカウンターのエンジンのような役割を果たしていたし、高橋はボールのないところでの細やかなポジショニングの工夫と観察力があり、そのお互いの個性の違いの良さを生かしあえる関係性を構築しているようにみえた。チーム全体としては、劣勢ではあってもGKを中心に体を張ったプレーで浦和相手に1失点で抑えたことも良かった。カウンターからのパスワークの精度が、井上頼りにならず、様々な選手が絡んで質が高まっていけば、もっと魅力的なチームになっていきそう。これからも大宮の街に、明るい話題を届けていってほしいと思う。




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