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努力が必ずしも結果につながるわけではない、という現実を受け止める力

昨年から麻雀にはまっています。
きっかけは、コロナ禍で外出がしづらくなったこと。もともと家に麻雀セットがあったので、家族でやろうとはじめました。
それからプロの対局を見たり、Youtubeの配信を見たりしていたら、どんどんはまって、最近は毎日麻雀のことを考えていると言っても過言ではありません💦


昨日は「Mリーグ」という麻雀プロリーグ戦の最終戦でした。
これだけは絶対にリアルタイムで見ようと、意気込んで画面の前にいました。

何度画面の前で叫んだでしょう…。
麻雀の神様の手のひらの上で転がされているような無情さ。
見えないメッセージを考えずにはいられない展開。
見終わった時には、疲れと興奮と感動と悲しさと、いろんな感情が入り混じってふわふわしました。


麻雀が面白いと最初に思ったのは、人生に似ていると感じたからです。
麻雀を運ゲーだという人もいるかもしれませんが、それは麻雀の要素の一部。
プロの方々は本当に本当にすごくて、膨大な情報をインプットして統合して最適だと思われる答えをひねりだしている。その思考を聞くと圧巻で、あの瞬間にそこまで考えてその一打を選んだのかと脱帽します。
でも、それでも裏目を引くことがあるし、欲しい牌が来てくれないこともある。読みは正確で、欲しい牌はちゃんと山にたくさん残っているのに、なぜか自分のところにだけ来てくれないこともある。
どんなに頑張っても、自分の思い通りにならないところが、麻雀の魅力だと私は思います。


それはとっても悔しいんです。昨日も本当に悔しかった。最後は多井プロをなんとかあがらせてあげてくださいと、神様にお願いしたくらい。
でも、だからこそ面白い。どんなに頑張っても思い通りにいかないこともある。そのつらさ、悔しさ、もどかしさ。まさに人生。


私は大学時代囲碁部に入っていて、囲碁も大好きです。囲碁は、読みの力や発想力、計算力、駆け引きなど、こちらもとても奥が深くて、棋士それぞれの個性が際立って、見ていて飽きません。
ただ、囲碁に運要素はありません。

その点、麻雀は運を味方につけないとやっぱり勝つことが難しい。昨日も「風(かぜ)」を感じずにはいられませんでした。


人生にも運気があると、占いなどでよく聞きます。そして、実際に感じます。
何をやってもうまくいかない、どう頑張っても裏目に出ることばかり。そんな時に占いに行ったりすると、運気が悪い時期だとわかって納得したりします。
うまくいかないと、自分の頑張りが足りなかったんだと反省したり、落ち込んだりしてしまいがちですが、そうしていてもいいことにはつながらないんですよね。

ちゃんと振り返りをして、改善できるところがあれば改善して、あとは気持ちを新たに、次に進むだけ。
麻雀を通じて、その姿勢を少しずつ学んでいるような気がします。


人生は選択の連続です。あっちを選んでいたらもっと良い未来があったんじゃないかと考えることもあるかもしれません。でも、1つしか選ぶことはできない。
選ぶということは、その他の選択肢を捨てるということです。その他の可能性を捨てるということ。それは怖いことです。でも、そうしなければ得られない未来もある。

麻雀は、一打一打、選択の連続です。
麻雀を通じて、選ぶこと、裏目を引いた時の立ち回り方や気持ちの持ち方、良い選択ができた時の喜び、など、たくさんの経験を練習させてもらっていると感じています。
どんなに努力しても、どんなに最善の選択をしても、思い通りにいかないこともある。その時自分がどんな気持ちになって、その気持ちとどんな風に付き合い、立て直して、次に進んでいけるか、その練習がきっとこれから先の人生の糧になると信じて、これからも麻雀を続けていきます。


最後に

Mリーガーの皆様、関係者の皆様、本当に素敵な時間をありがとうございました。Mリーガー 一人ひとりの勝負にかける想いが本当にピュアで真剣で、一緒にワクワクドキドキハラハラさせていただきました。
麻雀は面白いんです!ということを私も一ファンとして伝えていきたいと思っています。本当にありがとうございました!
来期も楽しみにしています。

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