2023/5/18

自分は公園のブランコみたいだ。ふとそう思った。支柱は地面に固く固定されているから決してひとりでに動くことは無いし、誰かが乗って漕いでくれない限り動けない。僕と柱をつなぎ止めてくれている鎖は頑丈で、とてもじゃないが解けそうにない。この強固な拘束からはどう頑張っても解放されない。かと言って自由になった途端、僕の体は地面に落下、そのまま自分の重みに勝つことはできず動けないだろう。
誰かが乗ってくれれば動けるが、自分からは動けない。不自由な自由が与えられている。しかしその重い体のため、動けずにその場に留まるしかない。そんな人生を生きている。

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