大切なともだち

傘は、壊れたりしてダメになるまで使っていいますか？
どこかに忘れて失くしたり、していませんよね。

・・・私は、よく失くすんですけどね。
なので、ビニール傘のなかでも安い、100円ショップで買ったやつを使ったこともあるんですが、それだとあんまりなので、300円ショップでデザインもののビニ傘を買ったりもして。

ところが、数年前に購入した普通の傘（2500円！）が、未だに私のメイン・アンブレラとして活躍し続けていることには、我ながら感心していたものです。

今日も、朝から大雨だったので、傘の出番です。
ありがとう！傘さん！！
しかし、帰りには、すでに雨は止んでいました。
するとどうなるか。

最寄り駅から家までの道すがら、傘の存在がないことに気付く私。
そして、それを、いつどの時点で、どこに置いてきてしまったのかもまったくわからない。
鉄道会社に問い合わせるべきなのか、帰りに寄ったスーパーに聞いてみるべきか。
いっそ、これも運命と諦めるしかないのか。

そんなことを考えながら歩いていると、誰かが私の足を突きます。
ぬうぅっ！何奴？！
と、振り返ると、手に持ったカバンに引っ掛かってる私の傘が、私の足をつついているではありませんか。

「なあに言ってんの。アンタあたしのことカバンに引っ掛けたまま、ちゃんと手に持たなかったじゃんｗｗｗ」
傘は、呆れて笑いながら、私のことを突っついていたのでした。

なーんだ、こんなところにいたの？
びっくりさせないでよ！
でも、なんだかカワイイやつ！

なんか、ちょっとナミダ出そうになった。
傘はモノですが、今まで一緒に雨の日を頑張ってきた「仲間」だもんね。
ごめん、失くしそうになったりして。
今度から、もっときちんと扱うね。

とは、声をかけたりはしたけれど、本当に失くさないかどうかは、自信がないんですけどね・・・。