欲しいものの仕組み

お洋服は、好きですか?
私は、嫌いじゃないけど、好きというほどでもなく。
でも、ジャンルとしては好きかな。
どのくらいかと言えば、「うち」に「お」なんて付けないけど、洋服のことは「お洋服」と言ってしまうくらいには。
ええと、家にお洋服をいっぱい持っていたりはしないけれど、お店でどれがいいかなあ・・と見るのは、割と好きなんです。

とは言っても、慌ただしい毎日。普通の日は仕事が終わったら一目散に電車に乗って帰るだけだし、お休みはだらだらしているだけですもん。
この数年で気がついてはいたのですが、毎年、春が来るたび、秋が来るたび着るものがないんですよ。

困っているうちに春や秋が過ぎると、夏物や冬物はあるんです。
(あると言っても、いっぱいあるわけではないですが)
でも、この中途半端な季節は、毎朝着るものがなくてタンスを開けてはため息をついているのでした・・・。
で、困り果てた本日、一念発起して都会に洋服を買いに出かけましたよ。

だって、明後日から緊急事態宣言が出されるんですから。そうしたら、不要不急の外出はできなくなってしまいますからね。洋服を買うなんて、あの人たちからしてみたら不要不急の代表でしょうから。

で、洋服屋さんがいろいろ入ったビルに行き、フロアをぐるりとめぐり、上の階へ行きまたフロアをめぐる・・ということを行いました。
しかし、欲しいものがない。
服はそこに売られているけれど、確かにかわいい服かもしれないけれど、別にそれを買いたいとまでは思わない。
いったい、どういう現象なのだろうか?!

はっ・・・。こういう不要不急に近い品物というのは、日ごろから
「今度は、こういうのが欲しいなあ・・・」などと感じていないと、急に買いたいものなんて現れないものなんじゃないだろうか。
証拠に、しばらくぐるぐると見て回っているうちに、「あ、これイイな」くらいの感情は湧くようになってきた。
こういう気持ちが積み重なることが大切なのでは。

それでも、そんな「欲しいモノの仕組み」に気づき、どこに行けば私の好きな服があるかだけでも少しは分かることができました。
まあ、きょうのところは、このくらいで勘弁しておいてやろう。

そんな風に家に帰って洗濯をしましたら
洗濯機が故障しているではありませんか・・・!
もう、洋服買ってる場合ではないわ。
とほほ・・・。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?