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離婚しようよ 感想書いておこう

Netflixドラマ、宮藤官九郎×大石静 合同脚本『離婚しようよ』。
もうご覧になりました?
一気にみちゃったちぢみです。

ワタシ、海外ドラマが好きなタイプです。
ここ16年は韓国ドラマ。その前はアメリカ。

歴史や文化、地理に風俗(エロのほうじゃなくて民俗的なほうね)、
料理に郷土情報を、ドラマを通じて知ってはウホウホするという、
そういったドラマde学ぶ。みたいなのが好きなんです。
なので、例えば……
韓国の大邱(テグ)と聞いて、BTSのシュガを浮かべる人がいるように、
ワタシは『オーマイビーナス』で、シン・ミナが「大邱のビーナス」って言われてたな、って大邱を思い出し、大邱っていう地名を憶えたから、地図で調べて場所を憶えたり、あと、大好物であるユッケジャンスープは大邱の郷土料理だ、なんていう情報を記憶しております。
で、なにかっていうと。

好きになる。知るって好きになるに繋がる。
好きになると、行きたくなる。きっといく。きっといくと思ってるから、情報収集もする。
また好きになる。いつも心の地図にメモをしている。

こういう想い、ありますよね?
好きな人の故郷まで好きになる的な。


『離婚しようよ』は、愛媛県が舞台でした。
松坂桃李演じる、愛媛5区から国会議員になっている東海林大志は、なにより誰より愛媛を愛するというキャラだったので、自然に愛媛愛を語るんですが、そのセリフがこっちの心に刻まれていく。
観れば見るほど、愛媛が好きになってくわけです。
みかん饅頭が食べたくなるし、鯛も食べたくなる。
瀬戸内海が見たくなるし、さびれた商店街で踊ってみたくなる。

巧すぎる。
さすがすぎる。
Netflixは、世界に配信ですよ!!
世界中のドラマ好きに、愛媛を宣伝したよね。
アニメやドラマの聖地巡りは、いまや一握りのオタク活動ではありません。
全世界の人達の旅行の目的だし、なんなら人生の生き甲斐ですよ。
そこに、ええ感じに火を焚きつけたよねぇ。さすがだなぁ。

佐藤健×満島ひかりの『初恋』では、北海道。
そしてこの『離婚しようよ』では、愛媛。

朝ドラとか大河をやると、そこが観光地になるっていうのは、国内での観光効果だったけど、
いまは、アニメ。映画。配信。漫画。ゲーム。
たくさんのサイが投げられるんですよねぇ。

観光客がお金を落とす、それだけじゃない。
そこが好きになる人が増える。
思い出だって思う人が増える。

それが最大の効果な気がします。
ドラマには、土地さえ愛する心を作りあげるチカラがありますね!!

ちょっと高いから手を出しにくいジュースなのに、
ポンジュース買っちゃったもんね。ワタシ。
それに、愛媛出身のお知り合いの方に、大きなお世話で、ドラマ紹介までしちゃったりして。

ドラマの感想になってないけどww

安易な離婚バトルではないです。
家ってなんだろう。
結婚ってなんだっけ?
家族ってなに?
伴侶って?
仕事って?
尽くすって?
ファンって?
地域って? 地方って?
誰かを応援するって?
本音って?
自分らしくって?

人生ってのは、死ぬまで続いている時間だ。
その時間をどうプロデュースするか、ドラマを通じて
ちょっと人の人生を覗かしてもらい、
自分の人生をより豊かで面白いものにしてこうぜ。

そんな気持ちを持てるドラマでした。
つまり!! 韓国ドラマ風にいうところの

人生ドラマ!!


ちなみに、このドラマ、クドカンと大石静さんが、書いては渡し、受け取っては書きして描き上げたんだそうです。
ああああ、どっちがどこを書いて、あのセリフはどっちが書いたんだろうとか、シナリオブックが読みたいドラマでした。
愛媛にゆかりがあるかたはもちろんもちろん。
愛媛って漢字で書けないっていう、うちのムスメみたに縁のない方も、楽しめますよ!!

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