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魅惑の人、完走記念記事

久しぶりに、配信完了前から見始めて、配信開始時刻を指折り数えて待ちました。
もう、待つって苦手な行為だから、避けてるのに!!(笑)待っちゃったよーん。

だって、シンセギョン×チョ・ジョンソクですよ。ワタシは、シンセギョンが大好きなのよ。ほんとに。
あの低い声といい、感情の抑え方といい、切れ長の美しい目といい、なのに笑うと可愛いᡣ𐭩
監督さんも、絶対にシンセギョンオタクに違いない。美しいシンセギョンをありがとう。

そして、スタジオドラゴンが作り出す映像美といったら!  庶民の暮らしや心情はほとんど砂色のような背景と小道具。
両班(貴族)や王族のシーンは鮮やかな色彩。
そのギャップだけでファンタジー。
そして、美しい自然美と引きの映像美ね。
アップからの俯瞰図。
少しづつ引いていって、見事にバランスのいい枠の中に美しい2人を収めるなんてのも、16話もある韓ドラならではの余裕。
でもさ、そーゆー丁寧なカメラワークが間延びと無駄なシーンだと思わないのは、シナリオが素晴らしいことと、この物語の世界観をどーーーーん!と描いてる監督さんの才能でしょうかねー。まぢで、美しかった。

脚本家は「王になった男」の方でした。
さすがだ。時代劇の中に現代の価値観を織り込ませるのがウマい!
時代劇ならではの不自由さを枷にして、現代人が共鳴できちゃう道徳観や恋愛観が、見事でした。だから、ハラハラしつつ悲劇を想像せずにいられた。

さらに、最近の韓ドラは、玉の輿やシンデレラストーリーをラブコメのゴールにしていないのよ。
そこがほんとに、イマドキなのよ。

最終話に向かうにつれ、ヒロインが自我をもち、自己世界を確立し、自分にとっての幸福を追い求めてから、ハッピーエンド大団円となる傾向が強い。
だからますます、観てて納得と安心と魅力を持ってしまうの。

魅惑の人もそうで、王様とのラブがどうなるかは見どころなわけだけど、
王妃になるか側室になるか、なるにはどーやってなるんか?なんて思って見てたのに、なんと、なんと、重要なのは関係ではなく、想い♥
いやん。
純愛かっ!!

主人公の身分が高ければ高いほど、肩書きや権力への依存、金銭欲に甘んじないことが、愛の深さであり真の愛なのだ。(ドラマでは!)
ドラマではというか、ファンタジーラブコメなのだから!なのかな?

そーよ、そーよね。その大義を美しく映像化してくれて、ありがとうございます!
ホントに美しいドラマでした。

いやー、水戸黄門や暴れん坊将軍のように「悪は死ぬ」、もうとにかく死にまくるのも良かった
(笑)
因果報応が何度も繰り返され、そのたび欲と悪が自滅していくさまは、ヒーロー物語のようで、現代においても理想の王様!!
まつりごととは、かくあるぺし!!
みよ!みたいなね。
桃源郷でした。

それにしても、演技力が素晴らしすぎる悪役の人達、彼らこそが魅惑の人。
企む卑しさ、苦しむ表情、怯え方や憎しみなどなど、「生きた演技力」炸裂!!!

大妃にいたっては、あちこちでお見かけし過ぎて、いくらプロとはいえ、1年にこれだけ難役を何役もこなしてるけど、ニュートラル保ててるのスゴすぎでしょ。とスタンディングオベーションで視聴を終えました。

ドラマ作りへの意識の高さも、見慣れてきたとはいえ、ホントに素晴らしいのです。韓国ドラマって。
馬のシーン、ズルとかしてないですしね。
魅惑の人では囲碁の世界を描いてましたが、碁石の持ち方とか、多分もんの凄く研究しただろうな。
弓道2段のワタシからみて、弓矢にシーンも美し過ぎた。あれ、弱い弓でテキトーに弾いてないかも。ホントにトレーニングしないと引っ張れないくらい強さのある弓を弾いてたよね?
リアルさの向こうに、どれだけの準備期間があるのだろう。
語り尽くせぬ。。しかし、語ると魅惑の人談義を通り越し、つまりは韓ドラワールド愛を語り始めてしまいがちなので、これにて失礼させていただきまする。







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