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鬼宿日にしめ飾りで、ええかんじにまとまった日。

12月13日は、正月事始めっていって、お正月準備を始める吉日だったんですって。
名前はなんと、鬼宿日(きしゅくにち)。
なにこのカッコいい名前!!
しかも結婚式以外の全てのことをするのに、いい日なんですって。
一粒万倍日とか、すごく縁起や運気がいい日って聞くけど、鬼宿日という魅惑的な日があるとは……しらなかった。
13日っていうだけで、違う想像力が働いちゃって、大丈夫かしら? 何曜日? っておもっちゃうじゃないか。ハリウッドめ w


wikiとか民俗・風俗の情報によると、お寺の煤払いなどをはじめ、
「お正月を迎えるための事始め」ということだそうです。

日本人って、お正月をことのほか大事にしてきてますからねぇ。

そういえば、今年はほんと、「自分に戻ってる」って感覚が強くある年でした。そのきっかけは、9月に伊勢神宮に行ってから。
ワタシも夫も、なんか変わったなぁって思います。

もともと、ワタシは、スピリチュアルって、「誰かそういった天賦の才がある人が行うことがスピリチュアル」って思ってなくて、「その才を求める人達の意識がスピリチュアル」だとおもってるとこがあるんです。

まだ時代が昭和の最期の頃。
ワタシは大学で民俗学を専攻してて、シャーマニズムとか日本の民間信仰にやたらと興味がありました。
その当時、恐山周辺には、まだ現役のイタコさんが何人かいらして、著名な民俗学者や宗教学者さんたちが、調査や発表をされていましたので、そりゃ、ワタシだって見学したいってことで、夏休みに恐山のお祭りにいったのです。
そこは「イタコの口寄せ」つまり、魂を下ろして死者の言葉を語るというイタコさんたちが数名集まるお祭りでした。
「そんなウソ事を信じないでよ!」「修行とかしないでよ!」
と、心配性な母は大騒ぎしてたけど、21歳のワタシは、このおばちゃんはなにを心配してんだろ? ちょっと頭がオカシイのだろうか? と不思議な気持ちでワタシを引っ張る手を振り切って、ワクワクドキドキと下北半島へ向かいました。

到着すると、恐山の広場みたいなとこにはまるで市場みたいにテントが貼られてて、一個一個のテントには目の見えないイタコさんたちが座ってるのです。本でしか見たことない本物のイタコさん!! きゃーー!!

すると。大型観光バスがビュンビュン入ってくる。そこから人があふれ出てきて、テントに群がる。
梓弓や、数珠や、なんらか音をたててトランスに入って行くイタコさんたち。
「草葉のかげから見ているよ」「お腹の健康にきをつけろ」「こっちのことは心配すんな、仲良くな。車に気を付けろ」
などなど様々なことを言っていくのです。
それを三日間、ひたすら見続けながら、ワタシが一番感動したのは、

それを泣きながら聞く人たちの姿。

でした。

出力する人を、スピリチュアルっていうだけじゃないんだ!
受け止める人たちのこの入力パワー、これこそがスピリチュアルやん。
そうだ、ワタシたちはみんなモッテルんだ。受け止める能力。


感動したあと、やたら深く納得したら、世界中の「宗教儀式」とか「信仰心」とか「神秘体験」とか、いわゆるそういったものをオカルトって見る視点が消滅。 

だってこの世界に、人間以外の存在が、ないわけないじゃないですか。

ってただひたすらに理解しちゃったのでした。

調べたら今年も開催してたんですね。
いまも現役のイタコさんがいるって、なんだか感動。そして嬉しい。


で、今年の流れですが、知らなかった鬼宿日に、たまたまですが、
高千穂のしめ飾りを連れ帰りました。
もう作れる人がいなくなってて、保存会が作っているという貴重なエビのしめ飾り
入荷するかもしれないし、しないかもしれないし、しなかったとして来年までお待ちくださいってことでもない。
って言われてたのが、入荷したと聞きつけて仕事終わってすぐ、飛び出していったオット。鶴と亀と海老と、なんと辰まで揃ったwww

こうして、神様とか年神さまとかを感じたり受け取りやすい日常にする「心構え」をキープすることが、ワタシのスピリチュアルライフ。

で、伊勢詣で以降、その日常がすごくすごく入ってきていて、
もうなんていうか、全身全霊で嬉しい。

おかげさまで、知らなかったのに、鬼宿日にしめ飾りを連れ帰れたという、素晴らしい出来事だったのでした。


クリスマスまで毎日更新しています。
お分かりかと思いますが、毎日書くってとても大変ですねぇ。
さ、そろそろ余力がなくなってきて、変なアドレナリンを出しながらの投稿の予感です。でもそうでもしないと書けないこともあると思うので、自分でも何書くか楽しみです。



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