パンの消費期限が短いことがいけないんだっていう結論だけど、そうでもないと思う。
私以外の3人は、ソーセージ入りの揚げパンが大好きだ。
いつも人気で、売り切れているパンだから、見つけると必ず買っている。
この前も、オットが4本買ってきた。
それぞれ1本づつ食べて、当然だけど1本が残っていた。
その一本を巡って、父と娘は、無言で様子見をしていたらしいのだった。
お父さんが大好きなムスメ。
尊敬してる、とか平気でいうからちょっと驚く。
そして父は、
たぶん、こんなことを想いながら、賞味期限をハラハラした気持ちで見ているのだろう。そして、ついに、賞味期限が切れたのだった。
平成生まれの人は、賞味期限にうるさい。それが大好物であっても、もう食べることはない。
ってことで、昭和のおっさんであるオットが食べたらしい。
こういうとき、さらりと食べて終わる人もいると思うけど、オットは繊細さんというか、根に持つというか……
と思ったそうなんです。
「パン1個残ってるけど食べる?ってどうして聞かないの? 」
って夫に聞いてみたんです。
そしたら、「聞かれたら、食べたくないのに食べなくっちゃってなるし、こっちは善意で買ったのに、強制してるみたいじゃない?」
とのこと。
「それなら、もし強制してるみたいに聞こえたらごめん、そうじゃないよ、で、食べる? って聞けばいいじゃないの?」っていうワタシに、今度は、
「パンの賞味期限が早すぎるんだよ、だから慌てたんだ。」
っていうから、笑ってしまったんだけど、
こう言ったら、こう思っちゃうかもしれないけど、決してそういうつもりで言ってるんじゃなくて、そういうつもりで話してるんだ。
って自分の頭の中の言葉を、ムスメにさらさらっと、オシャベリして伝えたらいいのになぁ。
って思うことが時々あります。
ワタシとムスコには、できるけど、ムスメは特別なのかなぁ?
ムスメはムスメで、
「お父さも大好きなパンだけど、いつも子供たち優先っていって、我慢してるでしょ? だから、せっかく多めに買えたんだから、お父さんがたくさん食べられたらいいかなって思って、残しておいたんだ。」
と、ワタシには言う。
んもう。直接2人でそれをパンの前で話したらいいだけだったのよ!
ワタシが、めしべの花粉を雄蕊に運ぶ、ミツバチみたいな役割を果たしているんですね。
それも麗しい風景に見えるけど、
直接、2人が自分の気持ちを自分の言葉で伝えあえていたら、もっとよかったな。って思います。
少しづつ、「こう言ったらこう思うかもしれない」っていうしすぎている心配を解放し、それごと伝えて話せたら、私的にはもっと麗しいのになぁって。
不安とか心配とかが小さい状況のとき、そっと伝え合えるようになったら、いいのにな。
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