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私の大好きな景色


私のレッスン室のある場所は
岐阜県岐阜市一日市場(ひといちば)
というところです。


実家の一室でもあるので
私はそこで生まれ育ちました。


〝岐阜市〟と聞くと
なんとなく岐阜駅や柳ヶ瀬のイメージが強いですが、岐阜市のはずれの方には、田畑を守るために、まだ第3者が商業施設などを建てることができない市街化調整区域の土地があります。
一日市場は、そんな畑や田んぼに囲まれた自然豊かなところです。



レッスン室から見える景色


今住んでいる高齢の方々は、ほとんどが農業をやられています。
私の実家も、もともと酪農と農業をやっていました。牛が何頭もいたらしく、私が小さい頃まで牛小屋が残っていました。(その跡地を、今では駐車場として生徒の親御様に車を停めて頂いています。)


毎日食卓には
採れたての新鮮な旬の野菜がてんこもり。
もちろん、出荷できないような
不揃いのものや、小さいものばかりではありましたが、
どの野菜も甘くて柔らかくて、とても美味しかったことを思い出します。


採れたての枝豆


そういった土地柄ということもあり、
徒歩圏内にはほとんどお店がありません。




私が小学生のころに
初めて全国チェーンのコンビニが近くに建てられ、
近所の子供たちがソフトクリームを買いにいくための行列が歩道にまで伸びていたことを今でも覚えています🍦



岐阜駅まで出るバスは、1時間に1本。
または、時間によっては2時間に1本。


バス停までは片道徒歩15分。


1本バスに乗り遅れたら、
本当に落ち込みました💦



自然豊かではありましたが
少し不便な地元のことを、
実は昔、あまり好きになれませんでした。



もっとキラキラした都会に住んでみたい✨
と思っていました。
渋谷とか、原宿とか、
テレビで見ると、異国の世界を見ているようでした。


そんな私は、大学生になり
念願の関東(神奈川県)で一人暮らしをすることになりました。



ずっと田舎暮らしだった私は、
とってもとーっても‼️楽しかったです✨
お店もたくさんあるし、家を出れば人がいる。
若者もたくさんいて、エネルギーも活気もある。



そんな経験をしたからこそ、
たまに実家に帰ってくると、
田舎や自然の良さも分かるようになりました。




実家の前には、何もありません。
空と、木と、草と、花。
トンビや綺麗な鷺もいます。
秋になれば色付いて
冬になれば寂しくなり、
春になるとまた、色付き始めます。



昔はそんな景色を何とも思えてなかったけれど、
今はしみじみと、趣を感じています。


桜が綺麗な穴場スポットもあります


こんな素敵な場所に生まれ育って
ここで音楽を教えることができている。

とても幸せです。



今の自分の環境から一歩飛び出して
全く違う世界に出てみることで、


自分のことや環境のことを客観的に捉えることができるのだと感じています。



これからもいろんな環境に飛び込んで
見える世界を広げていきたいです😌



最後までお読みいただき
ありがとうございました🥰


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