見出し画像

想いを言葉にするもどかしさ


心が動く文章に出会う。
そこから心が掻き立てられて、
ぶわーっと言葉が溢れてくる。

早く書き留めたい。
この想いを取りこぼすことなく
書き留めたい。



浮かんですぐにすくいあげないと
次から次へ出てきて、
取りこぼしてしまったものは
霧のようにふぁーっと消えていく。


ここはスピード勝負。
文字を書く手が
追いつかなくてもどかしい。


そして、うまい文章にしようと思うより
自分の心が感じたことを
そのままの熱量、純度で表す言葉が
出てこないことにも
もどかしさを感じる。


この心の動きをどう
表現すればいいのだろう。



代わり映えのない日々を送っているように感じる。
でも、昨日は自分になかった想いが
こうやって、わたしの中に生まれている。


それだけで、
昨日の自分より今日の自分は
成長しているじゃないか。
昨日の自分よりまたひとつ多くの
経験をしているじゃないか。


何にもできていないと嘆いていた。
でも、昨日にはない自分の思いに出会えたことで
今日のわたしは昨日と同じわたしではない。
こうやって人生を積み上げてきたんだ。
そして、これからも積み上げていけばいいんだ。
そこを気づき、認められるわたしでありたい。


もどかしさを感じていても、
明日になれば、思いに見合う言葉に
出会えるかもしれない。

そう思うと
もどかしさを感じるわたしも今日しかいなくて
それはそれでとても愛おしい存在なのではないんだろうか。


うまくできないからって
自分を責める必要なんてないんだ。
もどかしさ、さえも味わってみよう。