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落日

毎日投稿を始めてすぐ、なんとなく身体の調子が整わなくなった。

あれ?おかしいな?こんな時は休んだ方がいいのかな。

何度かくじけそうになった。

『自らの心の喜ぶことを選びましょう』なんていう、耳障りの良いフレーズについ流されてしまいがちな、いつもの甘い自分が顔を出しそうになった。

そのたびに「いや、そうじゃない。いまは逃げずにやらなきゃいけない時なんだ。」と、何度も言い聞かせた。

今年は、自分の逃げてきたことに、いよいよ向き合わなくてはならない時のような気がしていた。

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いつも元気だけが自慢のわたし。

いま、体調だけじゃない、心も風邪気味だ。

ずっと、心の声を無視しながら走ってきたせいかもしれない。

なんとなくだるいなとか、疲れてるなという身体からのサインを無視しながら過ごしていると、そのうちどうやっても無理がきかなくなって寝込んでしまうのと同じで、心のサインもちゃんと読み取って、労ってあげないといけなかったのに。

とうとう辻褄が合わなくなって、自分でもハッキリわかるくらいに、調子が悪くなってしまった。そうなる前に、助けてほしいって言えなかった。


自分で何とかできると思い込んでしまう傲慢さと、問題があるのに見て見ぬふりをしてしまうご都合主義。自分のダメなところはわかっているのに、いつも喉元過ぎれば熱さを忘れる、で何度も同じことを繰り返す。結局どこかが壊れるまで走りつづけてしまうのだ。


いつも、一番助けてほしいひとに助けてって言えない。

なぜなんだろう。


受け止めきれないと言われるのが、怖いから?

その手を離されるのが、怖いから?

考えても、考えても、わからない。

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物心ついた時から、なんでも自分でできる、と思い込んで生きてきた。

できる、と思えばできてきた。

ひとに頼る、という選択肢は、なかった。

頼らなくてもできる自分、に固執して生きてきたように思う。


できません、って言ったことが、なかった。

はい、やれます。という自分に自信を持って、それを心の拠にしてきたように思う。


でも、本当は全然できてなんかない。

自分のことだけでも精一杯で、できないことがいっぱいあるのに、ちょっと手伝ってほしいっていう一言がいつも言えなかった。 

迷惑をかけてはいけない、という謎の遠慮で遠回りをした末、結局一番大切なひとに多大な迷惑をかけてしまう馬鹿なわたし。


ああ、本当に自分で自分が嫌になる。


自己肯定感の塊みたいなわたしが、こんな風にことばに出すのも珍しいけれど、このダメダメな自分を殺したい。

あのわたしはもう、死んだつもりで、これからを生き直す。


変わりたい。本当に、変わりたい。


その、一歩なんだと信じて。

本当の気持ちだけを、ここに記す。


サポートというかたちの愛が嬉しいです。素直に受け取って、大切なひとや届けたい気持ちのために、循環させてもらいますね。読んでくださったあなたに、幸ありますよう。