見出し画像

STEP1:音感(絶対音感)

最初のステップは、音感です。
音感とは、大きく分けて、二種類の音感があります。
1つ目は、「絶対音感」というものです。
これは聞いたことがあると言う人も多いのではないでしょうか。
これは、大まかに言うと、その音を聞いた時、それがドレミファソラシドの音階のうちのどの音かが、瞬時に認識できる、というものです。
例えば、先生が、ピアノでドの音を鳴らして、「この音はなんの音でしょう」と聞くと、生徒が、「ドの音。」と答える、という風なレッスンを、ピアノ教室などで行われることがあります。
要するに、その音がなんの音か、考えなくても分かっちゃう能力というわけです。
そして2つ目です。それは、「相対音感」というもの。
相対音感は、俗に言う、「ハモリ」で使われるやつです。
ざっくり言うと、その音に合った音が予測できる能力です。
例えば、ドとレの音を一緒に弾くと、不協和音となり、不快な響きとなりますが、ドとミの音を一緒に弾くと、綺麗な和音となり、心地よい音色になります。
相対音感は、その心地よい音のペアが分かる能力ということですね。
さて、なぜ耳コピには、音感が必要なのか。その理由を説明します。
まずは、絶対音感からです。
これは、先程述べましたとおり、聞いた音がなんの音か分かる能力です。
これをどう使うかといいますと、「メロディコードを聞き取る」という作業をする際使用します。
メロディコードとは、その曲の歌となる部分です。
まずは、このコード進行を覚えます。
好きな歌を歌えるようにするのと同じで、音程を覚えてください。
そして、その音程を、楽器で再現してみてください。
最初は手探りで全然構いません。時間をかけてゆっくりと挑戦すればいいと思います。
では、米津玄師さんのlemonで例をあげましょう。
「夢なーらばーどーれーほどーよーかったでーしょうー」という冒頭ですよね?
これのメロディを、音階に置き換えると、
「シード#レ#ーシソ#ード#ーラ#ーファ#レ#ーラ#ーソ#ーファ#シーファ#レ#ー」というふうになります。
これと同じ事を、簡単な曲で、少しずつやってみましょう。
これが出来るようになると、STEP1はクリアです!
さて、STEP1のおさらいをしましょう。
①:メロディコードを覚える
②:覚えた音程を楽器で再現する
(ゆっくりなテンポで少しずつやるのがオススメ)
これが最初にして、難関です。根気強く頑張りましょう。