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『人間レッスン』観了録

後味、悪い。
『梨泰院クラス』、『愛の不時着』と完走し、2作品とも辛い、悲しい、けど、必ず幸せな未来が待っている!とわかりながらの苦しみだったから耐えられたものの、『人間レッスン』は物語が進むにつれて、救いのなさが積み重なっていく。どうなるんだろう、という不安を、まるで打ち消してくれない不幸の連鎖。起こらないでくれ〜ということが起こっていく。

主要人物の4人、ジス、ギュリ、ミンヒ、ギテ。
どの人物の性格も好きじゃないし、良いとも言えないが、それぞれどこか憎めない。

主人公ジス、不器用で、とことん運が悪い。悪いことをしているはずなのに、応援したくなってしまう。

ヒロイン、ギュリ。ずっと苛々させられっぱなしだったけど、ジスへの執着、独立心が、凄まじい行動力を生む。ジスを地獄に落としたのもギュリだけど、ジスを救ってくれるのもギュリだった。

すぐヒステリックを起こすミンヒ。ジスとの最後の階段の攻防戦でも、ジスを応援してしまう自分がいたが、ジスからの口止めを守ったり、イ室長を見守る彼女は健気で、物語の後半では彼女がかなりのキーパーソンになってくる。そもそも彼氏のために売春してお金をコツコツ稼いでいたりという健気さでいうと登場人物の中ではダントツであるかも。

ミンヒの彼氏、ギテ。こいつは主要人物なのか?と思っていたが、クライマックスパートではかなりの活躍をする。最初から最後までやなやつだけど、ミンヒを想ってとことん仲介業者を探し出す根気、意外とかわいいところあるじゃんみたいなこと思わせるけど、やっぱり最後まで悪を貫いてきた。

韓国ドラマ的なラストシーンにくっつく男女みたいなのもなく、それがいい悪いとかもないのだが、ジスとギュリがもうお互いを呼応してしてまう異様な絆、逃げられない2人。2人が同時にすべての経験したことでしか存在し得ない関係値がそこにあって、最後、一緒に逃げようとする2人がとても愛おしかった。
一緒に来てよ、と泣きながら血塗れのジスを引っ張るギュリの顔が忘れられない。

ソウルの街が、静かに、黒く塗りつぶされていくラストシーンにどのような意味が込められているのだろうか。

#人間レッスン
#韓国ドラマ

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