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第6期叡王戦第3局名古屋 大盤解説会

豊島将之叡王 対 藤井聡太王位・棋聖
「名古屋観光ホテル」での大盤解説会行ってきました。

●会場へ

(7月に続き――現地に行ける!! 幸せよ!)
意気揚々と名古屋駅を飛び出す。
(二駅ほどだし、余裕しょ!)
歩き出す。一駅目ぐらいであせびちょになっているワイ。
(……悪手――だ。大悪手。最善手は地下鉄だった)
人生初の大大吉が出た伊右衛門を飲み干して、歩き続けること20分ぐらい。台風の風で飛び散った木葉や小枝がバチバチを襲い掛かってくる。だが、テンションがおかしくなっているので、痛みなんか感じない。
現地着。
鞄と自分に付いた木葉を払った。
列に並んで、受付をして、会場入り。
一桁番だったため、一列目の席に座れました。(☆徳マイナス)
軽食を食べに外へ、ぼっち飯。黙食。(いつもの手筋)

●中村太地七段と山根ことみ女流二段

14時開始。
中村太地七段と山根ことみ女流二段が壇上に登場。
(んんんん? カワイイし、格好いいし、女優さんと俳優さんかな?)
中村太地七段は一年半ぶりの大盤解説会でとても嬉しそうに見えました。
山根ことみ女流二段は初めての大盤解説会だったそうです。
初手から解説。
「端歩だけで二時間話せますよ!」と、楽しそうな太地先生。
角換わりの講座かと思うほど、とても丁寧に教えてくださる。
現局面まで解説して頂いて、休憩へ。
休憩中に杉本師匠をお見かけする。

●佐藤康光九段と山根ことみ女流二段

和服の会長!! 素敵すぎる!!
私のミラーレス・カマキリ(カメラ)が炸裂する。
山根ことみ女流二段の聞き上手さが凄い。

山根女流二段
「会長職もお忙しいと思うのですが、いつ最新系の研究とかされているんですか?」
佐藤康光九段
「最新系? ほぼしていませんね!」(ワイ、会長の背景に丸太が見えた)
山根女流二段
「お忙しいですものね。普段はどこで将棋の研究をされているのですか?」
佐藤康光九段
「そうですね。役員の仕事か、寝るか、研究するかで、寝ますね。この歳になると寝ます」
山根女流二段
「寝ちゃうんですか?」
佐藤康光九段
「研究して寝不足で対局するより、睡眠足りて対局する方がいいんですよ」
山根女流二段
「睡眠大事ですね」

神聞き手過ぎる!! 
佐藤康光会長のエピソードありがとうございます!!

山根女流二段
「藤井聡太二冠と昨日、笑ってお話されていましたよね? 何を話されていたんですか?」
佐藤康光九段
「え? ああ――良く見ていましたね。今回の対局の料亭がとても古い建物で上が低いところがありまして。頭ぶつけないでね――と」

神聞き手過ぎる!! 
そんなところまで、前日リサーチありがとうございます!!
ありがとうございます!!

あかん。スキ。将棋界、全部スキ。
素敵なトークありがとうございました。

●杉本昌隆八段と中村太地

前のターンと違って、ずっとお二人でぶんぶんと盤で研究。すごく深いとこまで、お二人が導いてくださる。スキ。
確か此処でお菓子を持って帰るかのお話。
記録係の三段にお菓子を渡さないと――

中村太地七段
「○○先生はくれたけれど、△△先生はくれない!とか言われたら困りますね」
杉本昌隆八段
「お菓子大事ですね。我々も長く、棋士をやっていきますので若手の棋士の子を大事にしない、と」

●中村太地七段と山根ことみ女流二段

お二人の大盤解説。中村太地七段と山根ことみ女流二段の深い導きで最終局面まで見せて頂く。
豊島将之叡王に金(きん)を渡してはならない。
後で、中村太地七段が言われていましたが――
「2二王のタイミングで藤井聡太二冠がギアチェンジされた」と。
プロの先生方の考えって凄い。いよいよ、大詰め。

●杉本昌隆八段と佐藤康光九段

ラスト締めくくり。
会場の方からの質問に答えられる杉本昌隆八段。
とてもよいお話でした。

●抽選会

ポスター×10、山根ことみ女流二段の揮毫×5、中村太地七段の揮毫×5、久保利明九段の揮毫×5、杉本昌隆八段の揮毫×4、佐藤康光九段の揮毫×5、不二家の対局時のお菓子セット×6
ありがとうございます!!ありがとうございます!! 

山根ことみ女流二段の揮毫当たりましたー!!
わーーい。額に入れて大切にします!

●ミニトークショウ

MCの方
「ここで急遽ですが、棋士の先生方によるトークショウを開催いたします……あ、もうわかりますよね? 別の場所からなのでお察しください」

サービスゥ、サービス過ぎる!! 将棋界、スキ。
佐藤康光九段、杉本昌隆八段、中村太地七段、山根ことみ女流二段の本日の感想が一巡したころでMCの方がニコニコとされる。

●対局者登場

後方の扉から、登場される豊島将之叡王と藤井聡太二冠。
(あああああ、歩いておられる!)
和服のお二人のまばゆさよ。
(直視出来ないので、レンズ越しだ!)
ミラーレス・カマキリ(カメラ)に越しにシヤッターを切りまくる。
でも、あれ? 目で見ても大丈夫そう?
そっと、リアルに見ると立っているお二人の姿にぐっとくる。
(……ぐっと、くるって何だよ!! 私、語彙力皆無かよ!!)
 とてもとても立ち姿が美しいお二人。恐る恐るもう一度。
(――凛としているけれど――お二人とも柔らかい)
豊島将之叡王の和服は一度、見たことがあります。昨年の竜王戦の対局室でした。あの時は、何もかもがコワイと思うほどの重く美しい世界でした。
藤井聡太二冠の和服を対局で見るのは初めてです。語彙力皆無なのでコメント出来ませんが、見れて幸せでした。
(どうして――対局終わられた直後なのに柔らかいと感じるんだ?)
はっ、とします。
お二人とも、大盤解説会に来られたファンの方に感謝の言葉を語られています。
(あぁ――今はきっと、タイトルホルダーとして将棋の普及をされている時だからだ)
と、ストンとする。
棋士であり、タイトルホルダーであり、将棋界を背負われている――だからこそ、会場のファンに寄り添ってくださる言葉。
う、う、泣いてしまう。
いかん。カマキリになれ、私!
お二人が会場を後にされて、大盤解説会は終了となりました。

●お疲れ様でした!!

(ふーーーー、楽しかった。さぁ、直帰! 直帰!)
いつものように、もたもたと荷造りをする。私。遅い。とろい。
最後にトイレ、トイレと――。
手をちゃんと消毒して出る。 
終わって、歩く。
歩く。
歩く――ん?
背後に人の気配。振り返る。
なにか凄く綺麗な人の気配が来る!!

(ひぇ……和服の豊島将之叡王が……私の後ろを歩いておられる!!)

離れなければ――離れるんだ!! 動け!! 私の足!! と、早歩きでサクサク進む。
びっくりしすぎて、直視出来なかった。

(☆徳マイナス)私。徳マイナス100に到達!



●お疲れ様でした!!その2

(――あれだよ。帰りも歩くとか、さすがに私も悪手指しませんよ。帰りは最善手! タクシーですわ!)
ホテル入り口へ。ちょうど一台入ってきて目の前でタクシーに乗られる方。
ふと、見ると、中村太地七段!!

(お疲れ様でした、お疲れ様でした!! めちゃくちゃ、楽しかったです!! わかりやすくて楽しい大盤解説会ありがとうございます!! ありがとうございました!!) 


と、声を出さずに、ぺこり、ぺこりと思わずお辞儀してしまう、私。
タクシーの中から、会釈とお辞儀を返してくださる中村太地七段。

(ああああああ!! 圧倒的に将棋界、スキ。中村太地七段ありがとうございました!!)

(☆徳マイナス)――あぁ、徳マイナス200に到達。

●最後に

コロナ禍の中、大盤解説会を開催して頂きましたこと、関係者の皆様に御礼申し上げます。とても、とても幸せで楽しい時間でした。
 
なんというか。
なんとも、言葉が足りないのですが。
語彙力が足りないのですが――。
せめて何かをと思い、文章を起こしました。

また機会があれば、感染対策しっかりして将棋イベントに参加したいと思います!!

お疲れ様でした!!

(了)

※追伸
ミラーレス・カマキリ(カメラ)でたくさん撮った写真。
今回、連盟の方にお聞きしたところ、SNSなどは先生方の確認ができないので、撮影だけということでした。(撮影だけでもありがとうございます!!)
(会話の順番、記憶違いなどあったら、申し訳ございません! 修正します! ドン!とご指摘くださいませ)

※追記:自分流「徳の積み方」
・挨拶をする。大きな声で、おはようございます。おつかれさまでした。
・お米を残さない。何でも食べる。
・人が嫌がることもコツコツと頑張る。
・水回り綺麗にする(トイレ、お風呂、洗面台、キッチン)
・それでも足りないときは「禁酒!!」自分的にはできる限り使いたくない手筋!


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