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第71期王将戦佐賀「藤井聡太王将祝賀会」

2022年2月25日(金) 佐賀 吉野ヶ里温泉 卑弥呼の湯

≪登壇棋士≫
藤井聡太王将、井上慶太九段、豊川孝弘七段、武富礼衣女流初段
(本レポートでは王将と書かせていただきます)

●会場入り

人生初の佐賀へ。
PCR検査受けて遠征です。
最寄り駅。吉野ヶ里公園駅に降り立ってぽつん。そこはのどかな景色ではなく、ロータリーと普通の住宅街でした。
駅から、会場までは徒歩だと30分掛かるということで、タクシーを呼びました。25分待ち、5分で着。計30分、

(……時間の使い方。持ち時間ではなく、待ち時間のないように自分の想定外を反省しよう)

座席が先着順だったので、少し早めに会場入りしました。既に何十人か並ばれていたので、後方に並びます。

受付を済ませて、会場に入ろうとすると――武富礼衣女流初段がお声をかけて下さいます。わたしは三日寝たらお会いした方の顔を忘れてしまうのですが、棋士の先生の記憶力の凄さに脱帽した瞬間でした。

前方に舞台があり、着席で120席ほどの会場でした。
後方で王将戦の記念扇子が販売されています。
メディアの方々も続々と入って来ました。

●ご挨拶

井上慶太九段、豊川孝弘七段、武富礼衣女流初段が会場の前方の座席に着席されて、いよいよ藤井聡太王将の入場です。
藤井聡太王将は後方から、中央の通路を通って、壇上へと歩いて行かれます。

最初にご挨拶されたのは毎日新聞の代表の方でした。
藤井聡太王将の修業時代のエピソード。杉本昌隆八段のコメントを交えて教えて下さいました。藤井聡太王将の少年期――負けという現実に藤井少年は、正面から向かい合っていたと。

(いい、いい話過ぎて――最初から、心拍数上がるわ!!)

続いて井上慶太九段です。

井上慶太九段
「第五局の前夜祭が開催されていたとしても、藤井さんおられるのはちょっとですが、今日は祝賀会なのでずっとおりますから!!」

と、手筋で盛り上げて下さいました。

佐賀県 山口知事。 
知事のご挨拶ではさらに胸が熱くなるお話を教えていただきました。今期、王将シリーズはCSで見られていたとのこと。

山口知事
「いちごいちご。いちご。苺シリーズだと思われていた。第四戦の立川なので苺はないだろう。苺シリーズは立川で完結する!と意気込んでおりました……そう思っていたら第四戦でフィニッシュされてさすがだなと思いました」

続いて去年の王位戦第四局の豊島九段と、佐賀嬉野の豪雨のお話になります。そして、山口知事が豊島将之九段の立会いを初めてされたときのお話をして下さいました。

山口知事
「この会場で、豊島さんと私はお話させていただいたんです。まだ一度もタイトルを取られたことがないというお話だったんですけれど、私は大丈夫ですよ――という根拠のない応援をさせていただきました。今、大成されて、将棋って人の人生そのものだと思いました」

(熱いお話で、しかも知事めちゃくちゃトーク上手!!)

聞き入ってしまいました。
と、山口知事の突然テンションが変わります。

山口知事
「今日はいちごさん!! 苺お好きですよね?」

突然会場に木箱の苺が運ばれて来ます。
藤井聡太王将の顔がほころばれて頷かれます。
会場も爆笑です。

山口知事
「オレンジもお好きですか?」

藤井聡太王将が続いて、くしゃっと笑われます。
オレンジも加えてのwith果物との写真撮影会となりました。そして、藤井聡太王将がお礼にと揮毫色紙を山口知事にプレゼントされます。


●藤井聡太王将のご挨拶

会場に、万雷の拍手が響きました。

藤井聡太王将
「皆様こんばんは」

会場の参加者が小さく“こんばんは”と答えます。
藤井聡太王将は少し緊張されているように見えました。

藤井聡太王将
「こうして祝賀会を開催していただき、あたたかい歓迎をいただき、感激しております」

感激という言葉は初めて、私は聞いたと思います。ただ、三日寝たら忘れてしまう私の記憶力ですので、過去に言われているかもしれないです。

(王将おめでとうございます!!)

会場の誰しもの心の中に、その言葉があったのではないかと思いました。結びの言葉は「よりよい将棋を――」でした。
そして、一層の拍手が響きました。


●記念品贈呈

お着物の素敵なお姉様が後ろから歩いてこられます。
その手にはまさかのエビフライ!!
さすがに会場の皆様も驚かれたのではないでしょうか?

MCの方
「あげたてのエビフライです!! 海老もお好きですか?!」

藤井王将がくしゃっと笑われて、小さく頷かれたと記憶しています。

(まさか――海老と藤井聡太王将の記念写真撮れるとか!!)

サンキューホー佐賀! 上峰町!! 海老しか勝たんとの思いでミラーレス・カマキリのシャッターを押しました。


●自戦解説

第71期ALSOK杯王将戦 第四局74手からの解説でした。
聞き手として豊川孝弘七段、武富礼衣女流初段も登壇。
とてつもない深い読みが続いていることが、藤井聡太王将によって解説されます。

いつものABEMA中継のように豊川孝弘七段のギャグも炸裂するかと思ったのですが、豊川孝弘七段はマイクを持つ手を前で組まれて、藤井王将の解説を聞かれていました。

武富礼衣女流初段
「対局お相手がどこまで準備しているかは伝わってくるのですか?」

藤井聡太王将
「途中で――渡辺王将も予定ですという顔つきで返されて――」

(へー。表情見ていないようだけれど、感じているんだ!)

武富礼衣女流初段
「あの、豊川先生、如何でしょうか?」

豊川孝弘七段
「いや、本当に貴重な機会なので聞かせて頂きました」

武富礼衣女流初段
「藤井先生、佐賀はいかがですか?」

藤井聡太王将、笑って。

藤井聡太王将
「初めてまだ佐賀にきて三時間ですので――また機会があれば吉野ヶ里遺跡など訪れたいです」

今日は大幸園で藤料理長の特別メニューを食されることです。(毎日新聞、スポニチで、ご確認をくださいとのこと)

●記念撮影会

10人ぐらいのグループで、順番に登壇して藤井聡太王将と写真を撮影していただける、後に郵送で送っていただけるとのこと。
とても心拍数があがる催しでした。

自分のグループのときの記憶はほぼありません。
気がついたら終わっていました。
虚空を見た写真をいただいたとしても宝物です。
ありがとうございました!!

●抽選会

最初の藤井聡太王将の揮毫は、ピンクの色紙です。藤井聡太王将が自らの抽選でした。
そして藤井聡太王将は退場されました。
ありがとうございました!!

入れ替わって豊川孝弘七段、武富礼衣女流初段が登壇されて、抽選会が続きます。

(徳が枯渇しているので何も当たりませんでした!!)


●終演後

豊川孝弘七段と武富礼衣女流初段のお写真を撮影させて頂き、武富女流初段ともお話しさせて頂き来ました。

井上慶太九段ともお話させて頂きます。

わたし
「今日も、めちゃくちゃ楽しかったです!! 菅井先生おめでとうございます!!」

井上慶太九段はくしやっと笑われて。

井上慶太九段
「ありがとうございます!! ほんま!! よかったですわ!!」


●帰り

一階まで降りていくと先ほどまで会場におられた豊川孝弘七段が前から歩いてこられます。今日の感想をお話させて頂きました。

豊川孝弘七段
「ありがとうございました! ハブアナイスデイ!!」

とても良い日でした!!
ありがとうございました!!

佐賀のお土産を購入して帰路につきました。
王将戦関係者の皆様、上峰町の皆様、ハブアナイスデイ――をありがとうございました!!ふるさと納税で応援させて頂きます。


(了)

※現地の写真投稿に関しては主催者様に確認済みです。
※誤字脱字など随時直していきます。速さ重視のアップで申し訳ございません。ご参加されていた皆様。会話の順番、記憶違いなどあったら、申し訳ございません! 修正します! ドン!とご指摘くださいませ。


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