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済州島(チェジュ島)西部/バスで行くモデルプラン/挟才海岸(ヒョプチェ海岸)とオソロックティーミュージアム

電車や地下鉄がなく、移動手段はバスかタクシーに限られるチェジュ島。
路線バスはハードルが高い、と思われるかもしれませんが、Naverアプリとバス停の電光掲示板のおかげで便利に使うことができます。

新済州を起点に、路線バスで挟才海岸(ヒョプチェ海岸)とオソロックティーミュージアムを巡ったモデルプランをご紹介します。

日本語表示への切替可能、何分後にバスが来るか確認できる

挟才海岸(ヒョプチェ海岸)の海が見えるカフェ「WA'VIEW」

新済州から202系統バスに乗ること70分。
(時間帯によっては別の系統もあるようです)

チェジュ島西部の「ハンリム高等学校」というバス停で下車、海のほうへ10分ほど歩くと見えてくるのがオーシャンビューのおしゃれカフェWA'VIEW。

コンクリートっぽい3階建ての建物
1階でコーヒーやパンを注文

シンプルな空間にシャンデリアが光る店内。
凝ったデザインのパンが並んでいます。ひとつ7,000ウォンくらい。サイズは大きめですが、なかなかにいいお値段のパンたちです。

スイカパンかな?てかてかしています
朝9時半だからか、2階はとても空いていました

2階に上がるとスタイリッシュな空間が広がり、大きな窓からは海や島が見えます。
真ん中のテーブルに植えられているのはサボテン。その上には溶岩のようなオブジェが吊り下げられています。

牛島ピーナッツコーヒーと韓国風ガーリックフランス

5年前にチェジュ島で食べて感銘を受けた韓国のガーリックフランス。実はこれ、甘いんです。ガツンと効いたにんにくと砂糖の甘みがたまりません。

にんにくは韓国語で「マヌル」ですが、チェジュ島では「マノン」と呼びます。こちらのパンも「チェジュマノンバケット」と表示されていました。

屋上も開放感があって素敵でした(寒くて誰もいない)

エメラルドグリーンが美しい!挟才海岸(ヒョプチェ海岸)

「WA'VIEW」から挟才海水浴場へはバスだと数分、歩くと20分くらい。
歩道もあり歩きやすい道が続くので、チェジュ島の街並みやと海を見ながらゆっくりお散歩することをおすすめします。

「WA'VIEW」から見る海も綺麗でしたが、歩いていくとこれぞリゾート!というエメラルドグリーンの海と、砂浜のビーチが見えてきます。

左奥がヒョプチェ海水浴場

挟才海岸ランチ!想定外の「チュンムキンパ」

パンを食べたからか、ご飯系をつまみたい気分に。
キンパでもあったらいいねとNaverアプリで検索すると挟才海岸のすぐ近くにちょうどキンパのお店を発見。

店名は「おばあさんのキンパ」なんだか美味しそう

キンパ1つ、8,000ウォンを注文。
その場で巻いてくれるのかなと思ったら、箱の中から鉄火巻のように細い巻き物が取り出され、綺麗に包装されていきます。
さらに、冷蔵庫からはこぶし大くらいの小包が取り出され、キンパと一緒に袋に入れて手渡されました。

鉄火巻のようなサイズのキンパ

ピラミッドのように積み上げられたキンパ。
中にたくあんでも入っているのかなと思ったら、味付けはないようで、ご飯を海苔で巻いた極めてシンプルな味。

これで、8,000ウォンとはいかに、と思い、こぶし大の包みを開けると、キムチのようなものが。開けてみると大根のキムチと、イカや練り物のコチュジャン和えが入ってました。

大根キムチとイカ・練り物のコチュジャン和え

調べてみると、「チュンムキンパ」というのはプレーンな海苔巻きとイカの和え物の集合体を指すそうです。
かなり予想外のランチになりましたが、肉ばかり食べて疲れた胃袋にイカの和え物はちょうどよいボリュームでした。

イニスフリーチェジュハウス

挟才海岸からバスに乗ること20分、内陸部にあるイニスフリーチェジュハウスに到着しました。オソロックティーミュージアムと隣接しています。

石鹸づくり体験、コスメの物販、カフェが集まった建物で、周辺やお茶畑や綺麗な緑で整備されています。関西の人には、クラブハリエのラコリーナみたいと表現するとわかりやすいかもしれません。

黒っぽい石と緑が良いバランス
カフェからは鮮やかな緑の茶畑が見えます
お茶のCM撮影に最適な場所ですね

オソロックティーミュージアムは商売上手

お隣のオソロックティーミュージアムは、韓国のお茶ブランドであるオソロックの店舗兼カフェで、東南アジア系や欧米系の観光客でにぎわっていました。
チェジュ島に来てから、中国系の方は多く見かけましたが、こんなにグローバルな観光客、いったい島のどこにいたんだろう、と不思議でした。

お茶の試飲提供をしているゾーン

物販ゾーンのレジは長蛇の列。韓国のインバウンド観光客の持つかごの中には、平均5~8個の商品が入っています。
お茶が1つ10,000ウォンくらいするので、客単価は5,000円以上。レジは回り続け、いったい1日の売上はどれくらいになるのでしょうか。

自分用と、抹茶系好きの母のお土産に緑茶ミルクスプレッドを購入
抹茶チョコレートのような濃厚さ。最高に美味しかったです。
カフェでは緑茶ケーキと緑茶ソフトクリームを購入

決して好アクセスとは言えない場所ですが、ミュージアムとして物販&カフェの施設を作り、周辺も綺麗に緑を整備することで、そこを目的にインバウンドがたくさんやってくる。(私たち含め)
物販だけでなく、カフェのレジも常に列ができていました。

1時間半ほどの滞在で、夫婦で9,000円くらいをお土産やカフェに落としました。商売上手なオソロックさんに脱帽です。

正直、そこまで期待はしておらず優先度は低めの観光スポットでしたが、周辺の緑の景観が本当に綺麗で、チェジュ島でお茶を作っているんだなと強く印象に残る良いところでした。

ぜひ撮ってほしい!韓国のプリクラ

オソロックティーミュージアムからバスに乗って30分。新済州に戻ってきました。
ここで念願の韓国プリクラ。日本のプリクラに比べてナチュラルでシンプルな仕上がり、期待以上の写真が撮れました。

1回4,000ウォン、撮影の流れは複雑でないので、韓国語ができなくても問題ありません。チェジュ島に限らず韓国を訪れた方にはぜひ撮ってもらいたいです。

店舗の中にプリクラ機が3台あります
日本のプリクラと違い落書きはできません

シール印刷後、付属のQRコードから写真データ取得と、撮影時の様子の動画バージョン(プリクラの写真が動く感じ)を受け取れます。

旧済州でショッピング

旧済州の中央地下商店街に行くため、新済州から旧済州へ移動。
中央地下商店街はシニア層のお洋服が多めですが、一部20~30代の店舗もあります。東大門のファッションビルに入っているおしゃれブランドもありました。

服を買うのであれば、新済州よりも旧済州のほうがお店の数が多いように感じました。中央地下商店街~黒豚通りの間あたりに、ソウルの弘大にあるような韓国っぽいお洋服の店舗がちらほらありました。

チェジュ島にもオリヤンはたくさんあります
中央地下商店街。20~30代の服も少しだけありました

旧済州にて、炭火ではないダッカルビを食す

プデチゲとダッカルビのお店

前日は網で焼く炭火ダッカルビを食べましたが、野菜がくたっとなった鉄板で作るダッカルビを食べたい気持ちが収まらず、2日連続でダッカルビのお店へ。

結構辛めで、カレーのような風味。チェジュの生マッコリとともに
最後はチャーハン

ダッカルビを少し残して、ポックンパッ(チャーハン)にしてほしいとお願いすると、その場で店員さんが調理してくれました。
驚いたのは、残っている具材をハサミでちょきちょき細かくすること。
ごはんと海苔を加えてしっかり混ぜ、おこげっぽい焼き目をつけていきます。
ダッカルビの醍醐味ポックンパッを食べられて大満足の夕食でした。

ここまでお読みいただきありがとうございました。
チェジュ島旅行もあと1日。次回は最終日のモデルプランをご紹介します。

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