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済州島(チェジュ島)/時間がない現地到着日におすすめ!旧済州エリアのモデルプラン

2024年のゴールデンウィーク、人生2回目、5年ぶりのチェジュ島へ3泊4日で行ってきました。
チェジュ島を訪れる日本人が少ないせいか、ガイドブックやネットの情報がとても少なく、飲食店や観光スポットの口コミなど事前リサーチにかなり苦戦。
今後チェジュ島へ行かれる方の参考になるよう、そして次回訪れる自分への申し送りとして、今回のコースをモデルプランとして紹介します。


済州(チェジュ)空港は新済州・旧済州エリアにとっても近い!

チェジュ島の魅力の1つ、それは空港から市内への好アクセスではないでしょうか。
ホテルの場所にもよりますが、チェジュ空港から市内にはタクシーやバスで10分~15分程度で到着します。仁川空港であれば、ソウル中心部まで1時間以上。

2024年5月現在、日本からチェジュ島への唯一の直行便、t'way航空の到着は14時50分。遅めの観光スタートだからこそ、到着後すぐに街へ繰り出せる喜びはひとしおです。

新済州にコスパ良く泊まるなら!ベンティモホテル

綺麗な外観

今回は新済州エリアの北東の端にある「ベンティモ ホテル アンド レジデンス チェジュ (Ventimo Hotel and Residence Jeju)」に宿泊。まずはスーツケースを預けるため、空港からバスで10分、バス停から歩いて7分ほどで到着しました。

手前にソファとテーブルがあり食事もしやすい仕様

ベンティモホテルの満足ポイント
・新済州エリアの中心部からは少し離れるものの、20分ほどぶらぶらと歩けばホテルや飲食店の多い中心部ゾーンにアクセス可能
・バス停もホテルの近くに複数あり、どの方面に行くにも便利
野菜たっぷりのサンドイッチを毎朝ドアに吊り下げてくれる無料サービス
・2名1室で1泊1人4,000円程度とコスパよし!
・新しいホテルで部屋や水回りの清潔感あり
次回もぜひ泊まりたいホテルでした。

毎朝種類の違うサンドイッチが提供されます

チェジュ島について知ろう!まずは旧済州エリアの済州島民俗自然史博物館へ

(ただの旅行ですが)フィールドワークは予備知識が9割ということで、旧済州エリアにある済州島民俗自然史博物館へ向かいます。

この時点で時刻は16時過ぎ。Naverアプリで博物館へのバスの時間を調べると、到着は17時前になりそう…
そうだ、こういうときこそタクシーで時間をお金で買おうということで、流しのタクシーに乗り込みます。韓国は日本に比べてタクシーが安いので、時間のない初日はタクシー利用が特におすすめです。

運転士さん:オディエソ ワッソヨ?(どこから来ましたか?)
私:イルボン オオサカエソ ワッソヨ(日本の大阪から来ました)
運転士さん:オディエヨ?(どこですか?)
私:イルボン トゥボンチェ トシ…(日本の2番目の都市で…)
運転士さん:大阪のどこですか(急に日本語に切り替わりびっくり!)
運転士さん、日本に住んでいたことがあるそうです。

ホテルから旧済州にある済州島民俗自然史博物館へは、タクシーで10分程度。到着直前、運賃メーターを動かしていなかったことに気がついた運転士さん。あ、忘れてた、6,000ウォンくらいです。と、ざっくりのお会計を済ませていざ博物館へ!

済州島民俗自然史博物館

階段を上がった正面入口左側でチケットを購入します

火山島であるチェジュ島の地質、動物、衣食住の文化が展示されている博物館。入館料2,000ウォンとは思えない充実の内容で、ざっと全体を見て回るのに1時間ほどかかりました。
丁寧に見たい方は1時間半程度を見込んでおくと安心です。

島全体が火山により生まれた地質だが、場所によって種類が違うそう
日本語の解説がありがたい
剥製と骨標本が並んでいてわかりやすかった
デジタルを上手く取り入れた展示。最近リニューアルされたのかな
チェジュ島の伝統的な食事は海産物中心でとても健康的

三姓穴の前を通って東門市場へ

博物館の隣には、チェジュ島の誕生神話に登場する三姓穴という観光スポットがあります。

3つのくぼみがある有名な場所なのですが、まあたぶん想像通り穴がある感じだよね、ということで中には入らず、次のスポットである東門市場(トンムンシジャン)へ。

三姓穴の看板だけぱしゃり

東門市場までは徒歩で15分ほど坂を下っていきます。途中、済州城址があり、石垣とそれっぽい建物が見えました。

東門市場にて済州島(チェジュ島)名物、オメギトックを実食

東門市場では、チェジュ島のおはぎ的甘味であるオメギトックを1,000ウォンで購入。

見た目は粒がしっかりしたおはぎ、一口食べると想像していたほどの甘さはなく、甘味好きにはちょっと肩透かし。真ん中にお餅が入っているのではなく、お餅成分と小豆がまんべんなく固められているお菓子です。

全国配送と印字が。有名店なのでしょうか
市場の中にはチェジュ島名物のタチウオやみかんが並んでいました

黒豚通りの活気店「トンヒャンギ(豚の香り)」にて黒豚オギョプサルを

東門市場を抜けて5分ほど歩くと旧済州の黒豚通りに到着します。
お客さんで賑わうトンヒャンギの前でメニューを見ていると、日本語のできる店員さんがメニューの説明をしてくれました。

「豚の香り」という店名はイメージとして適切なのでしょうか。笑
多言語メニューがお店の前に置いてあります

1人200gのオギョプサル(5層肉)にケランチム(茶碗蒸し風卵焼き)1つとテンジャンチゲ(韓国のお味噌汁)、冷麺がついて1人前22,000ウォン。コスパはなかなかです。

日本語のできる店員さんが担当して焼いてくれました。
焼き終えたあとは「ごゆっくり~」のひとこと。

黒豚が美味しいのはもちろんのこと、ここのテンジャンチゲ(韓国のお味噌汁)はコクがあり、おなか一杯なのにチゲに伸びるスプーンが止まりません。過去一番のテンジャンチゲだったかも。

旧済州中心部でショッピング

食後は買い物をしようかと旧済州の大通りをぷらぷら。
中央地下商店街の東端に通過路線の多いバス停があるのでそこに向かいます。

韓国で勢いがある(と母が言っていた)アウトドアブランド「ブラックヤク」の店舗を発見。色や形がスタイリッシュで韓国っぽさを感じたものの、気になったマウンテンジャケットがかなり高額で退散しました。

外観からかっこいいブラックヤク
K-POPローラースケート場の看板に引き寄せられたショッピングビルの3階
だれもいない
繁華街でも混雑していないのがチェジュ島のいいところ

旧済州では両替所が見つからず、新済州へ

翌日のタクシーチャーターの支払いに手持ちのウォンでは足りず、旧済州で両替をしようと思っていました。
しかし、繁華街のはずの旧済州では両替所が見当たらず、Naverアプリでも検索にひっかかりません。

新済州に夜まで営業している両替所があることがわかり、バスでホテルのある新済州へ戻りました。旧済州と新済州の移動時間はおよそ20分程度です。

ソウルや釜山に比べ、街中で両替のできる場所はかなり少なく、空港で両替したほうがスムーズかもしれません。

スタートの遅い到着日は旧済州中心のコースがおすすめ

観光を始めたのは16時を過ぎてからでしたが、博物館(18時まで開館)や東門市場、名物黒豚やショッピングを十分楽しめた1日目でした。
初日はあまり遠くまで行かず、旧済州を中心にチェジュ島を感じる行程がおすすめです。

ここまで読んでいただきありがとうございます!
チェジュ旅行の参考になればとっても嬉しいです。
チェジュ島のあちこちをめぐる2日目以降もお楽しみに!


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