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山登り2座目⛰️筑波山(茨城県)2021.7.19

標高1000メートルはないけれど筑波山は日本百名山。
登山に疎い私でもそれと分かっていた稜線と名前。
・日帰り登山可能(しかも高速道路使わない)
・神様をお祀りしている山
・ネット情報からピックアップ
炊きたてご飯の塩むすびをリュックに入れ暗いうちに家を出て向かう東方。
夜明けて朝太陽が双耳峰シルエットを美しく浮かび上がらせた。
筑波山への登山コースはいつくかあったが神社からの登山だったので「白雲コース」を選んだがこれがキツかった。
登山口確認を尋ねる私に「お気をつけて」と拝殿を掃き浄めていた神職さんに言葉を頂戴し気が引き締まる。
だがどこかルンルンとした気持ちがペースをとても速める。今日の日が顔を出し森の中へも差し込むようになると自分の影にテンションあがり、登山と分かるようにポール添えてのシルエットをスマホでカシャリ!ゴキゲンである。…というかゴキゲンであった。ここまでは。
弁慶茶屋跡までは針葉樹の樹林帯で景色にも変化なく急坂。
どこまで登ればいいのだろう…と展望も何もない急坂に不安も過りながらの1歩1歩。一区切りつくような所まで早く辿りつきたかった。
弁慶茶屋跡ではかなりの大汗をかいていた事に気付く。
(後から反省。ここでちゃんと失った水分の補給をするべきだった。)
ここからは奇岩続きの飽きない登りが続く。少し観光化されているようにも思われ、行く先を安心して進める登山道。ではあるが、山のわからない初心者には大きな岩の登り方には脳疲労した。ここでもマイ心情「慎重に。でも体重移動は大胆に。」が何度も過る。

女峰山からの展望はとても素晴らしく、眼下に雲が…雲海が広がっていた部分や遥か目を遠くにやると富士山が見えた。これが登山のいうものか~…と達成感とは少し違うような高揚感。
金が施された立派な神社で手を合わせ双耳峰のもうひとつのピーク男体山へと向かった。
御幸ケ原は女体山と男体山を結ぶ位置にありトイレや土産店、ケーブルカー乗り場もある。
ここで、ようやく一休みしようとベンチに腰かけたが疲労のし過ぎか…全く固形物(おにぎり)が喉を通らない。食べる気持ちにもならない。身体の様子に神経を張り巡らせていると登山慣れした感じの女性が話しかけてきた。
この女性が今日の「山の神」だった。筑波山近くに住むらしく季節を通して登るのだとか。初めての私にやさしく様々なアドバイスをくれた。少し声を出して話をすることで全身に正しく血液と気が循環したような感覚になり飲み物をとにかく大量に摂取した。女体山の社よりは小さめの社への参拝をしたく元気甦った私は15分ほどかけて男体山ピークへと向かった。

そうだった。女体山から御幸ケ原へ抜ける道でヒラヒラと。アサギマダラがしずかに山のフジバカマの花間を舞うのを初めてみた。

昼には帰宅してシャワー&お洗濯。
ビールの味は格別!

アナログ人間の私は昭文社の山の地図「」を取り寄せた。
これから登りたい山はとりあえず地図を見て勉強しようと決めた「筑波山」でもある。

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