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親へのわだかまりがなくなった話

先日、母が還暦を迎えたので
一緒に旅行に行ってきました。

私は母のことは好きだけど、
なんとなくわだかまりがあって。

なぜかというと、幼少期に周りや弟と比較され、
見た目も性格も、私は周りより劣っていると
思わされてきたから。

自己肯定感が低いのは母のせいだし、
育てられ方が違ったら、もっと幸せだったのにっ
て何回も思っていました。


だけど、自己肯定感が低かったおかげで
私は自分の内側に興味を持つことができたし、
後天的に、どんな自分も自分で受け入れることが
できるようになった。

自分の内側を磨き、集中する過程の中で
自分の人生をもっと大切にしようと思えた。

周りに流されず、自分のやりたいように
道を選べているなあと思う。


当時の母は、間違えた子育てをしていたかも
しれないけど、結果的にそれが私の今の幸せに
繋がってるんだな、って思うと
全部正解で最善なんだと思いました。


「母のせいでこうなった」という
被害者意識から抜け出して
過去の出来事を肯定できた時、
現在の母への見方も変わってきました。


還暦のお祝いで、久しぶりに長い間
母と行動を共にしていたのですが、
今までぜんぜん気がつかなかった
母の偉大さに今更気がつきました。

『日常の幸せをキャッチする力』
『当たり前のことに感謝する心』

今の自分が大切にしたいと思っていることを
母は当たり前のように大事にしていました。

自分で自分をご機嫌にする感度の高さがあるから、
ロジカルで癖が強い父親と仲良くやって
これてるんだな〜と改めて知ることができた。

私の父は、頭がキレるし
お金を生み出すことが得意なので
昔から尊敬していたのですが、
両親が豊かに暮らしているのは
母のお陰でもあるんだな、
目に見えるものだけが全てではないな、と。


私自身が、自分のことを真っ直ぐ受け入れ
今が幸せだと肯定できた時、
過去も肯定できると思ったし、
歪んでいない真っ直ぐな現実を
見ることができるんだと今回強く感じました。


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