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"縁起"という言葉の意味

"縁起がいい"

"縁起がわるい"


そんな風に、縁起という文字を
一つのモノサシとして扱っている。

今日は、面白い記事を見つけたので
ぜひ読んでほしい。

贈り物をする時に
これは縁起がいいのか?悪いのか?

そんなことを考えると思う。

まずは、こちらを読んでほしい。

 球根だけでは花は咲かない

 チューリップの花は、その球根から咲きます。
球根が原因(因)で花は結果(果)です。

 しかし、球根だけでは花は咲かず、温度・土質・水分・肥料・日光・人間の細心の手入れなど、さまざまな条件(縁)が球根にはたらいて花は咲くのです。

 このように、すべてのものには、必ずそれを生んだ因と縁とがあり、それを因縁生起いんねんしょうき=縁起というのです。現実には、因と縁と果とが複雑に関係しあい影響しあって、もちつもたれつの状態をつくっています。

 『阿含経あごんきょう』に「これある故ゆえにかれあり、これ起こる故ゆえにかれ起こる、これ無き故ゆえにかれ無く、これ滅する故ゆえにかれ滅す」とあります。

 日常、よく「縁起が良い・悪い」という言葉を聞きます。
吉凶のきざしという意味なのでしょうが、本来は、他の多くのものの力、恵み、お蔭かげを受けて、私たちは生かされているという、仏教の基本的な教えなのです

本願寺出版社「くらしの仏教語豆事典」

私は、チューリップの縁起がいかほどなものかと
縁起について調べていたのだが、
それは愚問だった。

花は
種や、球根など素(=原因)があって
様々なご縁(=環境)によって生まれる(=生が起きる)
と言えよう。

ここで思ったのは
植物、特に花は全部そうではないか?
花は結果なのだから、
様々なご縁の下花を咲かせた、生を授かった、

そんな風に読み解いた。

より深く言えば
実った果実は花を咲かせ、その後に実るわけだから、その極致と言えよう..


縁起自体の意味合いは
縁により、生が起きたことな訳だから
いい、悪いという文脈は少し違ってくる気がしてきた。

いつから縁起が良いだの、悪いだのを
言い始めたのだろうか。

花の贈り物については
生を象徴するものだから
どんなお花も
贈ることは"縁起"を感じさせる物だから
素敵だ、という
私の解釈に行き着いたのであった。


NANASE

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