アーティストという劇物。－King Gnuスタジアムライブ　参戦したんだ－

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ネタバレありますので、気になる方はお戻りください。

こんにちは、未明です。
先日、King Gnu Stadium Live Tour 2023 CLOSING CEREMONYに参戦いたしました。大阪は長居ヤンマースタジアム。2日目の5月21日でした。今回はその感想になります。

あいやー、凄まじかったです。1週間経ったけれど、未だ熱冷めやらぬ、夢覚めやらぬって感じです。
参戦した方たち、一緒に盛り上がって楽しかったなあ。大合唱気持ちよかったなあ。
何よりメンバーの皆さんや開催にて準備してくださった人たち、本当にありがとうございます。本当に楽しかった。

大阪ということで、僕は地方からの参戦だったんです。
下世話な話になるけど、移動費込々でライブのために50,000円近く溶かしました。ｷﾓﾁｴｰ。でも本当にそれ以上に僕の人生の価値が上がりました。

私、人生で初めての気持ちで洋服を買いました。Tシャツとナイロンジャケット？を買いました。
大事な女の子とデートのために新調するみたいなのあると思うんですが、そういう気持ちで服を買ったことなかったんです。なんていうか、誰かのためというか、何かのために洋服を買うというのは。まあ結局そういうのだって自分のためなんですけど。
結果的にすごいお気に入りの服を買えたし、道中、強気で迎えた気がします。デートのために新しく服を買うというのは自分を本番当日、自分を強くするためのメソッドなんでしょうかね。
まあ結局フェスT着たので、Tシャツはおじゃんになったんですが。

本題のライブなんですけど。…最高オブ最強でした。多分2時間ちょいくらいだったんですけど、体感は本当に30分くらいでした。
短いんじゃ！
本当に4時間くらい歌ってほしい。喉潰れても、指回らなくなっても、俺はあんたらの歌聞き続けるし、一緒に歌える。そういう自信があると思います。

私、言いましても、King Gnuにドハマリしたのここ一年くらいで、だからライブに行くのも今回が初めてだったのですよ。そのバンドによって暗黙の了解とかあったりもするじゃないですか。杞憂でした。
始まってみれば、そんな不安はぶっ飛び、心の底から最高の時間を過ごせました。
僕としては、アンコールの終わりがムネアツでした。

McDonald RomanceからのFlash!!…。
半端ない！！半端ないですよ！
McDonald Romanceなんかは、ほんと最初から最後まで大合唱で、会場の皆さんの声が聞こえて、しみじみと、あー今日こんな大人数の人と一緒に時間過ごしたんだなあ。と思いました。

色んな人がいて、いろんな楽しみ方があるんだなとも思いました。
僕の右隣の女性は、一人で来られてて、終始噛みしめるように歌も小声でじっとステージを見つめられてました。
僕の左隣も女性で、その方は友達と二人で来られてたようですが、その方とのライブ中「心、通じてる！」感があってとても良かったです。一言も言葉は交わしてないんですけど、彼女も僕と心通じ合っているのを感じていたんではないかと思います。気持ちわるいなあ。

やはりメンバーも言っていたように、今回は完全声出しOK というのが一つ素晴らしい立役者だったのでは、と思います。
そして一気に持っていきましたね、Flash!!
ほんとうにもう、ですよ。うおおおお！でしたね。
あの、ライブん時ってみんな語彙力終わるの、イイですよね。ほとんどみんな言葉じゃなくて音出してますからね。ありゃ人間の言葉じゃないですよね。

それでね私思ったんです。あ、これ完全に酒とかタバコの類だなって。
依存性というか、その瞬間にしか味わえない快楽物質が分泌されてると思うんですよ。

私、ライブハウスしか行ったことがなくて、あんなに大きな箱は初だったんです。そのせいもあるんだろうけど、ああ俺ってこんなにテンション上げれるんだって感じました。
それで、さっきも書いた通り体感時間30分で。もっとくれよお、まだ足りねえよおの禁断症状状態でした。

まあ仕方ないので、Apple Musicでアルバム曲ループしてましたよね。絶対みんなもやってる。それで家帰ってからライブのセトリでプレイリスト作って、今でも何回も聞いてますよね。でも足りないですよね、だって模倣でしかなくて、あの時の生の感動とは比較にならないんですもん。
そう、本当に依存症のようなものなんです。

まあでも、人間忘れる生き物ですから、あと半年もすりゃ少しずつ忘れていってるはずなんですよね。強い依存性から抜け出しますよね？
でもですよ？そこからさらに半年たつと、新アルバム発表するじゃないですか、ツアー始まるじゃないですか。はい、依存症のループの始まりです。

齢20の私ですが、こんなにハマったアーティストはKing Gnuが初めてで。アーティストっていう存在の圧倒的さっていうのを本当に目の当たりにしました。

依存性が強くて快楽を与え続けてみんなを同じ方向に向かせる。

これがアーティストなんだ、こんな魅力的な存在がこの世にいるんだ。と思いました。こんなに幸せで合法な物はなかなかないと思います。危ういですね。一歩間違えれば、身を滅ぼすかもしれないというのも納得です。
でもしばらくは、この快楽に身を浸していたい。そう思います。