未鳴 2023年5月26日 19:48 いつもの電子音と雨の匂い。気怠げに僕はゆっくりと伸びをした。ガラス越しに見る雨は、カーテンのように風に揺れている。雨は嫌いなんだけどな。見ているだけなら好きでいられそうだ。ふとあの子のことが脳裏をかすめた。届かなかった想いを音に乗せたら、それはラブレターと呼べるのだろうか。 #140字小説 #140字SS #君に贈る 2 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート