マガジンのカバー画像

白日夢(写真と詩歌物語)

58
気になる詩歌・小説・随筆・言の葉に写真を添えて。
運営しているクリエイター

#ひとりごと

いつからか

かくれんぼは、 見つけてもらうために 隠れる遊び。 息をひそめ、身をかたくして。 見つかるもんか、と隠れるのは、 見つけてくれると、信じているから。 鬼ごっこは、 つかまるために、逃げまわる。 息をはずませ、身をひるがえし。 必死になって逃げるのは、 かならずつかまると、知っているから。 大声あげて泣きさけぶのは、 よしよしと抱きしめてもらうため。 あたたかな胸に引き寄せて、 誰かがきっと、守ってくれる。 疑いもせずに、そう思うから。 いつのまにか、しなくなった。 か

フライパンで

フライパンで釘を打つのは難しい。 という今朝の夢を思い出したところで、思い出した。 ずっと前の「こどもの詩」(読売新聞 2019/10/16) 『2歳の弟』 弟はフライパンが好き お母さんが取れないように 高い所にかけておいても 台にのぼって取ってしまう そして 私たちの頭をたたきに来る!   茨城県ひたちなか市・高野小5年 諏訪萊叶(らいか) 夢より現実のほうが、よっぽどシュール!