水間山

子どもの頃から文章書くのが大好き、ということをすっかり忘れていた会社員があれこれ書いて…

水間山

子どもの頃から文章書くのが大好き、ということをすっかり忘れていた会社員があれこれ書いていきます。

最近の記事

セルフイメージ変えるぞ

(通院している精神科で受けているカウンセリングの備忘録を書く。) セルフイメージを変えようということになった。  セルフイメージとは簡単に言うと「私は」の後に続く「○○○○」のことだそうだ。 どうも私は、10代の幼い頃から 「私は社会不適合者」 という厄介なセルフイメージにがっつり捉われ続けているらしい。 そして「私は社会不適合者なのだから、その穴を埋めるために人一倍努力して、なんか圧倒的な力をつけて食っていかないと、社会から転落して人生が終わる」という強迫観念を、自分

    • 分かるまい

      (私がどれほど他者に気を遣い、他者の言葉に敏感に傷つき、それを悟られないよう唇を噛んでいるか、お前には分かるまい。) 不思議だ。突沸するビーカーの熱湯のように怒りが湧き上がり、耐えかねてオフィスを飛び出した。昼休みという名のエスケープが許されているサラリーマンの身分をありがたく思う。  幾つになったらこの少女的な怒りは収まるのだろう。 上面の怒りを剥がせば「私を1ミリの狂いもなく正確に理解し、少しも動揺させず、そしてこの繊細さを尊重しろ」と顔をぐちゃぐちゃに濡らしながら駄

      • ヨガで泣いた

        ※2022/5/27投稿記事を誤って削除したため、再投稿しました。 ヨガの効果で、というよりは単に、ヨガのポーズが辛すぎて、涙がボロボローッとこぼれてしまった。 もう腿と脇腹がどうにもならない、早く逃してくれと切迫した末のまさかの涙。子どもの頃の習い事を思い出す、平凡ながら行き場のない束の間の苦しみ。(みんなはできるのに自分はできない、情けない)などと自責も現れ、さらに連想的に(そういえば仕事だって、他の人が涼しい顔でやってることも大変大変ってひいひい言いながらようやくこな

        • 二つ目の名刺入れ

          誕生日祝いにと夫が名刺入れを買ってくれた。 会社員になって早数年、新卒の頃に買った初めての名刺入れを使い続けてきたが、三十余歳にして二つ目の名刺入れである。早いのか遅いのかは分からない。 日々見慣れたモノの傷みには気づきにくいものだ。 何がきっかけだったか、この秋になって突然 「あれ……こんなに薄汚れてたのか……」 と気がついた。 革製品の修理店に相談すると工程を丁寧に教えてくれた。特殊な塗料で再塗装が必要らしく、元値の2倍近くかかるという。 名刺を持って仕事をしている人

        セルフイメージ変えるぞ

          休日を頑張って休んでいる

          長雨にかこつけて、三連休の実に半分以上を臥位で過ごした。 いっそ爆睡でもしていれば体は休まっただろうが、実際は終始スマホでSNSとWEB漫画を往復した。iPhoneの歩数計を見ると204歩。意外と家の中でもチリツモで歩いているものだ。 思えばこれほど活動量の低い休日は久しぶりで、少し懐かしい感じがする。 メンタル休職から復帰して半年が経つ。復帰以来、休日を充実させることについては貪欲にこだわっているところがある。 近所でパンを買って公園で食べる朝ごはん、ヨガ、ピラティス、映

          休日を頑張って休んでいる

          敬愛する先輩の結婚式で思ったこと

          大学時代にお世話になった先輩夫婦の結婚式に出席した。 恩師の核心を衝くスピーチが印象的だった。 新婦は誰よりも頑張り尽くす人で、同時に誰よりも繊細な人だ。 彼女は何度も仕事を辞めている。「仕事に行けなくなる」と言う方が正しいかもしれない。ある日パタっと来なくなる。それは私が、彼女と同じ研究室にいた頃も同じだった。 当時、彼女は誰よりも緻密で膨大な調査を黙々と行っていた。修士論文のはずがすでに博士論文に匹敵する高い視座と密度があった。ゼミでの彼女の発表はあまりにも群を抜いて複

          敬愛する先輩の結婚式で思ったこと

          お寺でヨガをしている

          「近所のお寺の本堂で毎週ヨガをしている」 こう話すと大抵の友人は「大丈夫?カルト宗教?」と心配してくれるが、 今のところは大丈夫、純粋なヨガ教室だと思う。 昨年秋から通い始め、初めは2〜3週間に1度気が向いたら行く程度だったのが 今ではなんとしても仕事を早く切り上げ、そこそこ強い雨に降られながらでも小走りで駆けつけるほどには 私にとって大切な時間になっている。 面白いことに、お寺の住職さんも生徒としてレッスン参加している。 レッスン前、たまに住職さんが仏教トークをしてく

          お寺でヨガをしている

          無職最終日。休職中、力をもらった作品を振り返る

          メンタルダウンで8ヶ月休職、そして退職してから2ヶ月無職、 もう10ヶ月間も仕事をしていない。 しかし本日、ついに無職最終日である。 明日からようやく新しい職場でサラリーマンに復帰するにあたって 緊張や不安の山にすでに押しつぶされていることはさておき、 私の手を引いてここまで導いてくれた人たちへの感謝でいっぱいだ。 今日は、私がメンタルダウンから復活にいたるまでの 休職中〜退職後にお世話になった作品やツールを紹介したい。 この記事が、メンタルヘルスの問題で休職されてい

          無職最終日。休職中、力をもらった作品を振り返る

          毎週3つのtodoを行動してみる ——「ストレスフリー超大全」を読んで

          パラパラ読むだけでなく、行動しなければ 言わずと知れたベストセラーのこの本、 「ストレス解消法のカタログ的な本かな? 気が向いたときにパラパラしよう!」 とライトな読み物のイメージで買った。 しかし序章まで読み、ニュアンスが違うことに気づく。 この本はただ知ることではなく 行動すること、行動を変えることに徹底的にこだわっている。具体的には、 「悩み」を言語化し、 対処法を調べる/他人に相談することでtodoを知り、 todoを実践していく 定期的に評価(フィードバ

          毎週3つのtodoを行動してみる ——「ストレスフリー超大全」を読んで

          会社を辞めて1ヶ月間、日経新聞を1日1記事要約してみた

          ここ最近、日経新聞を読んでいる。 これまでの人生で日経新聞を読んでいたのはといえば、会社で新人に課される「新聞切り抜き係」に任命された頃だけだ。 見出しだけを斜め読みするスピードが向上した一年だった。 最終的には「働き方改革」と称して切り抜くことすら辞め、マーカーを引くだけで終わらせていた。 もちろん、社会人たるもの、現代社会をよく見つめ見識を広げておくべきということを私は知っている。 でも私は、普段は新聞はおろかニュースすら見ない。 理由はひとえに気が滅入るからである

          会社を辞めて1ヶ月間、日経新聞を1日1記事要約してみた