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ひまわり畑のそばを通った

9月7日(木)のこと。
ウーちゃんとルーちゃんにエサをあげて水を換える。ウーちゃんに負けないくらいルーちゃんも食欲が出てきて上手にたくさん食べるようになった。血色も良くなっている。本当に良かった。

修一郎を歯科医院へ送る。一旦帰って昼食の下ごしらえをする。顔を洗うのを忘れていた。洗おうと思ったら電話が鳴った。歯科治療が終わったようなので迎えに行く。帰ってから洗おう。

迎えに行くと、玄関のベンチに座っていない。暑い日は待合室の窓際に座って待っていることがある。後ろ姿の頭が見えたので、車を降りてガラス窓を コンコンコン と軽く叩くと修一郎が振り返った。と思ったら全然知らない おじいさんだった。

仰天した。おじいさんも目と口を ぽかんと開けてびっくりした様子でこちらを見ている。
窓越しにしばらく見つめあって、はっと我に返り「ごめんなさい!まちがえちゃった!」と謝ってダッシュ。なんかピンポンダッシュみたいだ。

あーびっくりした。でも、あの おじいさんの方がもっとびっくりしたかもしれない。と思っていると修一郎が玄関から出てきた。

今日は ごはんさんが残りの木を運んでくれる予定だ。家に帰り着いて急いで修一郎に食事を出す。あれこれ用事をしているとあっという間に時間が経って結局顔を洗わないまま、何も食べずに出発することになった。

途中で ごはんさんが ほかほかの焼き芋と生プリンを買ってくれた。車の中で黄金色の焼き芋をありがたくいただく。ほくほくしていて、優しい甘さでとてもおいしかった。ほっとする。

道中、すごく鮮やかな黄色のひまわり畑のそばを通った。小さな ひまわりたちだった。きれい。9月に こんなに可愛らしいひまわり畑が見れるなんて。青い空とひまわり畑のコントラストが きれい。とても きれい。幸せなきもちになる。

無事、全ての木を降ろし終える。暑い中、快く3回も運んでくれた。

帰り道の車の中で今度はプリンをいただく。それは クリーミーでしっかりと卵の風味を感じる とびきりおいしいプリンだった。

夕方帰りつくと修一郎は寝ていた。夕食の支度をする。
遅めの夕食を食べながら今日あったことを話す。「よかったね。」と言ってくれた。

夜遅く、庭に出ると星がたくさん輝いていた。すごくきれい。すいこまれそうだった。夜空を見上げていると、誰かがエプロンを くいっくいっと引っ張った。カカオだった。エプロンを引っ張るのは「抱っこして」の合図。抱っこしていっしょに星を眺める。

ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ…

永遠に続きそうなカカオのゴロゴロ音。きもちがいい。いっしょに家の中に入る。今度は冷蔵庫の前に両足を揃えて座っている。「ミルクちょうだい」のポーズ。小さな器に入れたミルクを10秒温めて前に置く。おいしそうに飲んでいる。

今日もいい一日だった。

「魔法みたい」で取り替えてくれた新しい蛇口。ぴかぴか大活躍。

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